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「前倒し」の根本思想は「未来の自分」を信じないこと

 何事も前倒しで進めたほうがいいと頭ではわかってはいるものの、実際にはうまくいかないという人は多いのではないでしょうか。

 私はわりと前倒しで作業を進めるのは得意な方だと思います。ブログやnoteの記事などは予定が入っていて書く時間がなさそうなら、事前に作っておいたりします。

 なぜ、前倒しで進められるかというと、「未来の自分」を全く信用していないから。

 例えば、食後に食器を洗うことを考えてみましょう。「未来の自分」を信用している人は「自分はちゃんと30分後に食器を洗う」という見通しを立てます。

 一方、「未来の自分」を信用していない場合、「自分は絶対に30分後、ダルくなって食器なんて洗っていないだろう」という見通しを立てます。だから、飯を食った直後にすぐ食器を洗うという行動に出ます。

 上記の例は勉強でも仕事でも同じであり、「未来の自分」を信用していない状態だと常に前倒しで進めていきます。

 ゆえに前倒しで進める秘訣は自分自身を信用しないことなのです。自分を信用しないことが良いのか悪いのかは知りませんが、そういう意識を持つことで結果としてうまくいくのです。

 もし、あなたが何かを前倒しで進めようとしたときに「面倒くせぇ…」と感じたら、「未来の自分」に不信感を持ちましょう(!?)。「未来の自分はどうせサボっている。だから『今の自分』に頼るしかない」という感じに。

 根本的な問題ですが、人間なんて生まれながらに怠惰なので、絶対サボります。例外なくサボります。真面目そうに見える人間でも何かしらサボっています。

だからこそ「人間はサボる」という性質を理解することで前倒しで進めようという発想が生まれ、面倒なことを後回しにせずに済むのです。

 後回しにするのが嫌、前倒しで進めたいと思うのなら、「未来の自分」に不信感を持ちましょう。そうすることでタスクを効率よく消化できるかもしれません。

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