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【英語】大岩のいちばんはじめの英文法

英文法は暗記じゃない!理解だ!

★「参考書図解の使い方と見方」がわからない方はこちらからご覧ください

★今回紹介する教材の全体図です

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今回ご紹介する本は「英文法ってどうせ暗記でしょ。」と思っている人にぜひ使ってほしい教材です。「日本人は英語が話せない、英語を苦手に感じている人が多い」という話をよく耳にします。また2020年の教育改革でも英語は改革の中心科目であり、さらに議論が白熱しています。

もちろんそうした制度を変えることは大切です。でも実際には、学ぶ人たちが学びやすい環境や、英語を苦手にならない工夫もしていかないといけないかなと強く感じます。では、そもそも英語のどこで躓くことが多いのでしょうか。少し古いですが、こちらのデータをご覧ください。これはベネッセ教育総合研究所が2014年に行なった調査結果です。

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(https://berd.benesse.jp/up_images/research/Teenagers_English_learning_Survey-2014_ALL.pdf)。
ここにもあるように中高生が躓くのは英文法です。高校では約80%の人が躓きを感じています。

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ではなぜ英文法で躓いてしまうのでしょうか。それは中学高校の教育では英文法を暗記科目として捉えてしまう傾向にあるからです。これは誰もが、経験していることかと思います。なぜなら、英文法で渡される教材が穴埋めの問題集であり、英単語と同じように小テストがあって、それで点をとったら評価されてしまうからです。そもそも理解しにくい文法で、十分に勉強時間を取れない中、、小テストが毎週あって、結果をだす必要がある環境下で子供たちは当然「暗記」という手段をとらざるを得ません。こうしてできあがった不十分な理解が、長文や英作文にも影響し、結局総合的に英語が苦手になるのです。

だから、今英語が苦手と思っている人がまず克服するべきは英文法なのです(平行して単語も勉強するとより効果的です)。

では英文法はどうすれば克服できるのでしょうか。まずテストで点を取る必要はありません。暗記する必要もありません。とにかく理解することです。それも基本中の基本内容の理解を最優先にすることです。正直、基本以外の応用や例外こそ、文法問題を解くときくらいしか必要ありません。一方、基本内容は長文にも英作文にも全てにおいて必要になります。従って、基本中の基本の英文法を理解するだけで、英語という科目は一気に姿を変えます。

そうした目的でぜひ使ってほしい教材が「大岩のいちばんやさしい英文法」です

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楽天ブックスより


英文法は暗記だと思っている人に使って欲しい参考書

もちろん理解型参考書です。問題もほとんどありません。

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特徴はもう「理解しやすい!理解しやすい!理解しやすい!」です。問題を解けるようになるとか、長文を読めるようになるとかではありません。英文法の基礎の基礎を理解できるようになる。これだけです。

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今の英語教育に一番必要な要素です。

「優しく理解させてくれる解説」とそして「例外はほとんどなく、基礎内容のみを扱っている」ことが特徴としています。こうした特徴により、すでに文法を苦手に思っている人も抵抗なく学習することができ、一般的に混乱しやすい分野もスムーズに乗り越えることができます。

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「英文法は暗記じゃないだ!理解なんだ!」ということを教えてくれる教材です。もう一度いいます。英文法は暗記じゃありません。理解です!


まだまだ点をとろうとするな!理解せよ!

さてこの教材によって英文法の基本中の基本を理解できたかと思います。次に何が必要でしょうか。「英文法の基本を理解したぞ!!次は問題だー!点をとるぞー!!」こう思った方は要注意!いいですか。何度もいいます。

「問題、受験など関係なく、英文法を理解することが英語の苦手克服の鍵です。」

今回は基本中の基本を理解しました。ただ、実際内容としてはまだ不十分。もう少し解説が必要だと思う点もいくつかあります。せっかく、問題とか受験とか関係なく英文法を理解しようとする姿勢になれたんです。もう少しその姿勢を保ったまま、英文法を理解してみませんか。

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ここで問題を解く頭に戻ってしまうと、また躓いてしまいます。そこで次にぜひ使って欲しい教材が「関先生が教える世界一わかりやすい英文法の授業」です。実はこれ、受験用の教材ではありません。社会人の学び直し用の教材です。

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「高校生なのに、こんなの使えるの?」と思われるかもしれませんが、これが本当に良い教材です。しかも、「大岩のいちばんはじめやさしい英文法」を終えた段階で使ってほしい教材です。この本は英語の本質を解説してくれています。「大岩のいちばんはじめの英文法」で少し納得いかなかった部分も、関先生がしっかり解説してくれます。

英語に全く触れていない社会人向けの教材です。英語に毎日触れている皆さんからすると、難易度は全く問題ありません。面白い発見もたくさんあり、必ず英文法を今より理解できるようになります。関先生は受験用の教材もたくさん出しています。どれも確かに素晴らしい教材です。ただどうしても問題を解くという流れで構成されているので、不十分な知識だと、ちょっと混乱してしまうかなと思います。

従って、英語の苦手を克服する目的としてまず、受験関係なく作られた関先生の教材を使ってみましょう。


★おまけ★

「英語を話すのに、英文法は関係ない。」「文法が正しくなくても通じる」という意見もたくさん聞きます。確かに一理あると思います。日本語でも文法を意識して話したり、使ったりすることはありません。そう考えると、英語も言語なので、同じだと考えるのはごもっともです。

ただ、英語はあくまで多くの人にとって第二言語です。そして言語は文化です。そんな他文化に触れ、使うにあたって、基本となる文法を学ぶのは大切なことです。問題は小中高での学び方です。いくら文化を学ぶとしても、暗記かつ問題を解く知識として学ぶのなら全く意味がありません。さらに文法が原因で苦手意識をもち、最終的に英語に触れなくなる結果につながってしまうなら、英語教育としては失敗かなと思います。

そういった意味でも英文法を理解するというのは、英語教育において最も重要な役割を担っていると思います。

極端なことを言えば、英文法を覚えず、理解したら苦手意識をもつことはありません。ひとりでも多くの人が、英文法で苦手意識をもつ前に、この教材に出会ってくれるよう祈って。今回ご紹介しました。ぜひ参考にしてください。

一人でも多くの方にお役にたてたらと思い…ペンペン先生がんばります🐧