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第2章(コラム)問題学習における二つのルール

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問題学習について説明したため、コラム2では問題学習を行うにあたり、重要となる二つのルールをお話します。

一つ目のルールは「問題を解こうとしない」です。

問題学習は問題を解くことではなく、問題を分析することです。従って問題学習では問題を解く作業があってはならないはずです。しかし多くの人は問題を目の前にすると「解かなければ!」という思いに駆られ、時間をかけて解こうとします。当然解けません。それは実力がないのではなく問題を知らないからです。「入試問題は初見で解かなければならないじゃないか」と思われるかもしれませんが、入試問題は学生がこれまで解いたことのある基本問題を少しひねったり、応用したり、組み合わせたりして作られます。

なので、初めて見るような問題でも実はこれまで解いたことのある問題をヒントに解けるようになっているのです。即ち「知っているから解ける」わけです。しかし学校で学びたての内容に関する問題は、明らかに初見です。だから解こうとしても解けません。従って問題学習では問題を見ても解いてはいけません。今は学校で学んだ内容がどのような問題パターンとして出題されるかを分析する段階と割り切り、解く意識を捨てましょう。

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もう一つのルールは「一問に時間をかけない」です。

問題学習は学校で学んだ内容が、どんな問題パターンで出題されるか分析する段階です。この学習では一つ目のルールに加え、「一問に時間をかけないこと」も大切です。なぜなら可能な限り多くの問題パターンを分析しなければならないからです。学校で学んだ一つの内容に対し、作られる問題パターンは複数存在します。従って一問の分析に時間をかけると時間が足らず、十分なパターン数を分析できません。当然、分析する問題パターンが多ければ多いほど実力アップに繋がります。従って解かないのはもちろんのこと、一問の分析もできるだけ短時間に済ませ、数多く行うこと重要なのです。

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以上二つのルールを必ず守って、問題分析を淡々と行いましょう。

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