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第5章(コラム)実力UPのタイミングは予習ではなく復習だ

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第4章のコラムでは問題学習の復習を取り上げたので、コラム5では復習の大切さについてお話しておこうと思います。

皆さんは復習を普段していますか。予習は学校で宿題として出されることが多いので、ほとんどの方が勉強しているかと思います。しかし復習はどれだけの人が行っているのでしょう。

少し話を変えまして。予習と復習どちらのタイミングで力がつくと思いますか。予習は新しいことを学ぶ。即ちインプットに分類される学習です。逆に復習は一度学んだことを繰り返し定着させること。つまりアウトプットにつながる準備や練習です。さあどちらでしょう。「問題を解ける」ことを「実力がつく」と定義すると、実力がつくタイミングはアウトプットの練習である復習をした時です。テストは求められるアウトプットの形に対し答えることができるか評価するものです。従ってアウトプットの準備、練習は結果や実力に大きく反映されます。だからといって予習がいらないとは言えませんが、実力をつけるためには復習を重視する必要はありそうです。

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また予習(新しいことを学ぶインプット)の時間はいろんなところで用意されています。例えば学校の授業。学校の授業は新しいことを学ぶ時間が圧倒的に多いですよね。また塾でも新しい情報をインプットすることがメインです。このようにインプット(予習、新しいことを学ぶ)は自分でやらなくても学習できる環境が整っています。しかし復習の時間はほとんど用意されていません。なぜでしょう。復習は一度学んだことの振り返りであり、自分でできる学習とされ、個々人に任せているからです。即ち「復習は自分で作らないと存在しない時間」なのです。最も実力がつくタイミングが復習であり、かつその時間を自分で作る必要があるならば、勉強時間は予習よりも復習を重視すべきなのは一目瞭然です。

今一度自分がどれほど復習を確保しているのか振り返り、必要があれば、すぐに改善しましょう。これだけでも、勉強の質は大きく変わるのです。

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