深淵を覗くとき
妻が境界性パーソナリティ障害でした。
結婚して8年が経ちましたが、正しい理解と行動の実践によって、今では日常生活に支障をきたすような症状はなくなりました。
お互いに尊敬しあえる仲良し夫婦です。
配偶者は自分を写す鏡
パートナーは自分を写す鏡だ、と私は考えています。
あなたが、あなたのパートナーと過ごしてからどれくらいの日が経ちましたか?
数日でしょうか。
数か月でしょうか。
数年でしょうか。
もし、数年一緒に過ごしてきたあなたのパートナーが、何らかのパーソナリティ障害を抱えている場合、その人の遺伝的な要因や過ごしてきた環境にも原因はありますが、
あなたにも何らかのパーソナリティ障害的な特性があって、それがパートナーにとって影響を及ぼしている可能性が十分にあります。
人間は、配偶者を選ぶうえで、似たような性格の人を求めやすいそうです。
つまり、何らかのパーソナリティ障害をもつ人は、何らかのパーソナリティ障害をもつ人と惹かれあうのです。
冒頭にも申しましたように、私の妻は境界性パーソナリティ障害でした。
そして、私もあるパーソナリティ障害を抱えていることがわかったのです。
相手にばかり責任があると思っていたら、自分の責任でもあった
この経験をとおして、あなたに伝えたいことは、
「あいつは、○○パーソナリティ障害だから」
「あの人は、○○パーソナリティ障害だから」
というラベリングをして、配偶者や恋人を見下したりすることはやめませんか?、ということです。
もちろん遺伝や、幼少期の家庭環境も大きな要因ですが、
それ以降の環境もパーソナリティの形成に大きく影響を及ぼします。
人はみんな、様々なパーソナリティ的な特性を抱えています。
その特性が、日常生活に支障をきたすことによってはじめて、「○○パーソナリティ障害」となるのです。
そして、境界性パーソナリティのパートナーと別れる以外の方法で、今の現状を変えたいのであれば、すぐに行動に移してください。
境界性パーソナリティについての本を読む。
カウンセリングに行く。
心療内科に行く。
もちろん私に話を聞いてもらうのでも構いません。
自分を救えるのも、相手を救えるのも、あなたの行動次第です。
「絶対に変わらない。無理だ。」と思うかもしれませんが、私の場合は実際に変わりました。
こういったケースが世の中には存在する。
そのケースを示すことで、あなたが少しでも希望を持つことができますように。
具体的な対応の仕方が気になる方、
どう対応していいかわからない方、
激しい感情を受け止めきれず疲れてしまった方、
どんなささいなことでもしっかりとお聴きします。
ぜひお問い合わせください。
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