見出し画像

妻からの暴言に耐え切れない

妻が境界性パーソナリティ障害でした。

結婚して8年が経ちましたが、正しい理解と行動の実践によって、今では日常生活に支障をきたすような症状はなくなりました。

お互いに尊敬しあえる仲良し夫婦です。




今日は、境界性パーソナリティ障害の「こきおろし(価値下げ)」について、私の思うところを書いていこうと思います。


※「こきおろし」とは、境界性パーソナリティの症状の1つです。普段は「理想化」された密接な関係のパートナーや友人、家族に対し、感情を爆発させながら長時間の叱責、罵倒を行い人間性を否定します。不安感の裏返しです。




境界性パーソナリティ障害のときの妻は、


ポジティブなときは、私のことを極端に理想化し

「この人は、わたしのことを全て理解してくれて、わかってくれている。わたしにはこの人しかいない。」というふうに、賞賛してくれたり、愛情を伝えてくれます。


ネガティブなときには、私のことを極端に価値下げし、

「この人は、わたしのことを何一つわかってくれていないし、どうでもいいと思っている。地球上で、最低・最悪の人間だ。」というふうに、罵倒し、人格を否定してきます。


そして、ポジティブ➡ネガティブのスイッチ(境界線)は、非常にあいまいで、ささいなことをきっかけに一瞬で切り替わります。

逆にネガティブ➡ポジティブへは、切り替わるのに少なくとも数時間のこきおおろしを行った後、翌日になってから切り替わります。





では、妻が私に暴言を吐いているときの頭の中は、どういう状態なのでしょうか?



・不安感で押しつぶされそう。

・たくさんのネガティブな感情が次々に湧いてくる。

・この状態を、誰かに止めてほしい。

・助けてほしい。

▲こんな感じだと思います。

(妻から聞いた感じ+わたしの主観)





つまり、暴言を言っている側も「すごく辛い」ということです。






言われている側からすると、

「じゃあ、言うなよ」とか「こっちがどれだけ傷ついてると思ってんだよ」と思いますよね。



ただ、こきおろしは、「本人にコントロールできるものではない」というふうに理解しておく必要があります。


このことを知っているかどうかで、暴言を吐かれたときのあなたの言動や態度が少し変わります。



そして、それは相手にも必ず伝わります。




「本当の意味で、理解して受け止めてくれている。」という安心感を与えることは、境界性パーソナリティ障害の症状を緩和させていきます。


ぜひ、実践してみてください。




そして、境界性パーソナリティのパートナーと別れる以外の方法で、今の現状を変えたいのであれば、すぐに行動に移してください。



境界性パーソナリティについての本を読む。

一緒にカウンセリングに行く。

一緒に心療内科に行く。

もちろん私に話を聞いてもらうのでも構いません。



自分を救えるのも、相手を救えるのも、あなたの行動次第です。



「絶対に変わらない。無理だ。」と思うかもしれませんが、私たち夫婦の場合は、実際に変わりました。



こういったケースが世の中には存在する。



そのケースを示すことで、あなたが少しでも希望を持つことができますように。

・具体的な対応の仕方が気になる方

・どう対応していいかわからない方

・激しい感情を受け止めきれず疲れてしまった方

どんなささいなことでもしっかりとお聴きします。

ぜひお問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?