家族との連絡をやめた


母の体調不良と借金が発覚したとき、父と妹の力を少しでも借りたいと思い連絡を取ったが、前向きになんとかしようという考えは皆になかった。下記のような内容で、今後家族のLINEをブロックし、連絡を取ることをやめた。

家族のグループLINEを作っておらず、私が母の代わりとなって皆に手助けをお願いしていた。

なぜかというと、母と妹は父とLINEでつながりたくないから。絶対に教えるなと言われている。妹は父のことがずっと嫌いでLINEのIDを変えたぐらいだ。母と妹はLINEをたまにやるが、生存確認用のスタンプを押し合うだけらしい。

母の一大事に対してのやりとりについて。
まずは、一人暮らしの妹の場合。
一年ぶりに連絡すると、全面的に拒否。
お金は一円たりとも貸せないし、実家売却に伴う片付けも協力できない。自分の荷物は着払いで送ってくれとのこと。
妹がいる自宅は、電車で片道2時間半かかるし、仕事も忙しいだろうと思っていたから、母の様子を見にくるだけでもお願いしたが叶わなかった。

挙げ句の果てには、私に対して恨みがあるとのことでつらつらと電話やLINEで攻撃してくる。
主に妹から相談したことに対して、正論ばっかり言うことがいけなかったらしい。人の話が聞けない人だとレッテルを貼られた。
母が事業を始めるときも私が賛成したことがいけなかったと責められる。
いつもの私ならきっと言い返していたと思うが、私からの言葉は何も伝わらないと思ってぐっと堪えた。

次は父について。
これまでは毎回連絡すると、母のことがまだ好きだから連絡先を教えてほしいと言ってくる。
今回は、母のことは赤の他人だが、私のことは娘だからと、100万円を貸してくれた。
このお金で母の当面の生活費用、借金返済に当てることができた。
しかし、父は、やはり母との連絡を取りたかったのか、執拗に100万円を貸したのはオレだって言えよって要求してくる。その場では無理だよと伝えて暫く連絡を取らないでいると、父が「お前(私)が借金して実家を買えばいいじゃかいかと。ローンを背負えよ」「返せないなら今すぐ耳揃えて返しーや」と罵倒してきた。この頃の私は仕事で病気になり休職して療養が必要が状況だったので、私の状況は加味されないんだなと。目的は母に恩を売ってつながりを持とうとしたのかなって感じた。

最後に母について。
普段は、私が実家に帰るとおいしいご飯やお菓子を作ったり、おしゃべりを楽しむのだが、問題と向き合うことになると機嫌がかなり悪くなる。

例えば、私に対して「◯すぞ」や「もう帰れ」を連呼する。
母の体調が心配で病院に行きたがらないので、保健師を連れてきたと伝えると、ただを捏ねる子供のように会いたくないと暴れる。これはいきなりで私も悪かったと思い謝っても、ずっと睨み付けられる。
また、母の引っ越し資金を捻出するために、フリマ商品を売ってお金をコツコツ貯めていた時に、勝手に現金を抜き出し、タバコをカートン買いされる。
私が怒っても謝ってくれず、すぐに次の話題を振ってなにもなかったかのように過ごされることが本当に嫌だった。私の気持ちは無視され理解されないままなんだと感じた。
さらに、母の自己破産を防ぎ、新たな生活のベースづくりをサポートしたものの「全て母ではなく自分のためでしょ」と言われる。
母としては、私がやってきたことは善意の押し付け、お節介だったようだ。

こうやって毎晩、私に向けた言葉の刃の数々が思い出される。
距離が近い家族に責められ続けられると、自分の人格が悪いのかと自信がなくなる。
夜は眠れず、日中でも私が悪かったのかと自責の念に襲われて涙が止まらなくなる。このままでは、耐えられないと思い、連絡手段を断った。

LINEをブロックしたのに、ふとしたときに生きてるかなとか、災害等で家族が住む地域が無事なのか心配になるときがある。
心の底ではつながっていたいと思っているのか自分でもわからない。
連絡を取らないことが自分の心を守るための一つの手段だと言い聞かせているが、それでも苦しい。

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