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今年の夏はいつもと違う‥ 夏を乗り切る「体調管理」のアイデアとは?

こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。

共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていく『Blabo!コラム』。今回のテーマは、何かと特殊な状況となった今年の夏の「体調管理」を取り上げます。

■2020年の夏は、いつもの夏とは違ったものに

6月も半ばを過ぎて、今年も暑くなってきましたね。沖縄では早くも梅雨明けの声が聞かれましたし、その他の各地でもこれから夏に向かって気温が上がっていく季節を迎えます。

そして、この時期になると毎年注意喚起されるのは「熱中症」を始めとする夏の体調管理ですよね。特に近年は厳しい暑さに見舞われることが増えたとされており、世の中全般に危機感が高まっていると感じます。

そして皆さんご承知のように、今年の夏はいつもの夏と大きく違う特殊な状況にあります。「新しい生活様式」への対応が求められる中で、暑い中でのマスク着用など、熱中症対策については不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
※「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントは厚生労働省から公開されていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

そうした中で、今回はBlabo!ユーザー(※1)の皆さんから、今年の夏の体調管理について、いつもの夏と違う点や気をつけるべきポイント、さらにはそれを啓発するアイデアを募集しました。

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「今年の夏の体調管理、例年と違うかも・・・。気をつけるべきことと、それを啓発するアイデアを考えよう!」
https://bla.bo/boards/1500#about
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Blabo!でも、ここまで数ヶ月間、ソーシャルディスタンスの確保や、3密の回避、おうち時間の過ごし方など、新しい習慣にいろいろと対応する中で、ユーザーの皆さんから、いくつもの新しいアイデアが生まれてきました。そのような知恵や工夫をベースに生み出された「夏の体調管理に関するアイデア」の数々。是非みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

■マスクをするからこそ‥水分摂取に例年以上の心がけを

初めにご紹介するユーザーボイスは、アイデアというよりも本当に基本的なこと‥ですが、非常に大事な水分補給について取り上げます。

水分補給は喉が渇く前に行うべきとされていますね。ところが今年はマスクをしていることによって水分補給が億劫になってしまい、知らないうちに脱水症状が進む‥なんてことは絶対に避けなければいけません
例年以上に水分摂取を心がけること、そして行動として定着させるよう意識を強く持つことが必要ですね。

マスクを着用していると、喉の渇きを感じにくい事や水分補給の回数が減りそうです。また体内に熱がこもり熱中症リスクが心配です。マスク着用の時期(の工夫)や、手拭いを使った通気性の高いマスクを自作しようと思います
<外出はペットボトル500mlを最低2本を準備>どうしても用事があるときはバッグに水を準備と塩飴くらいは持ち歩く。スポーツドリンクを購入し、冷凍して持ち歩いたら良いのでは?
よくあるひんやりタオルのような素材でマスクを作り、販売することで気持ち体感温度が下がればいいと思いました。口にあてる部分が難しければ、紐だけでも気持ちが違うかな、と。マスクをしながらでも水分補給できるようなものもあるといいと思います!

水分補給と同時にマスクに何らかの工夫をしたいと思っておられる方も多そうですね。特に最後のアイデア、つけながら水分補給ができるマスク、いいですよね!幕の重なりや弁の工夫などで対応できるかもしれません。ひょっとすると、この夏はマスクをめくらずに颯爽と水分補給をするのがトレンドになるかもしれませんね。。。

■当たり前と思っている習慣を変える

次にご紹介するのは、これまで当たり前と思ってやっていた(またはやっていなかった)習慣を変えるというものです。いくつか具体的なものをご紹介します。

一般的なエアコンは換気機能はないのでこまめな換気が必要。ただし、いちいち消すと消費電力が大きくなるので、つけたまま換気。また換気中は設定温度をあげることで室内と外気温の差で消費電力があがるのを防ぐ
夏の外出は暑いので、今の世の中だからこそ男女問わず日傘を推奨してはどうかと。男性も日焼け防止、熱中症回避など、体裁よりも自分の身に焦点を当て、夏を乗り切る良いきっかけになればと思います
いっそ手洗いついでにシャワーを浴びよう!全身に付着してるかもしれないウイルスは洗い流せるし、汗も流せてひんやり。これまで身についた頻繁な手洗い習慣をシャワーまで広げよう

エアコンをつけたまま換気するのは、従来は効率が下がる行動とされていましたが、その常識はもはや変わりつつあります。最近では電車も空調を付けて窓を開けたまま走っていますね。

今年の夏については、本来当たり前と思っていた習慣に対して「新しい生活様式」に求められる要素を持ち出して、その優先順位を柔軟に変えていく必要があると言えそうですね。

■美徳とされるような常識や価値観さえもいったん置いておく

直前の「当たり前と思っている習慣を変える」と少し似た話ですが、「こうでなければならない」といった常識や価値観についても、いったん置いて柔軟な対応をする必要がありそうです。
わかりやすい例として「会社や学校は休んではいけない」という価値観の見直しについて述べられたユーザーボイスをご紹介します。

我が家の子供達は自粛疲れでへとへとです。お友達もお疲れの様子。だから、今年は低空飛行で無理せず、調子悪ければ欠席させようと思います。今まで欠席しちゃだめだと思い込んでいました。今年はイレギュラーの年だから、先生から弱いレッテル貼られてもいい。命を優先しようと思います
「頭がクラクラする」「息苦しさを感じる」「気分が悪い」...昭和生まれなので多少しんどくても我慢してしまう方でしたが、今年の夏からはもう少し自分の身体からのアラートに耳を傾けて、放置しないでケアするようにしたいと思います。通勤中に不調を感じたら即会社に連絡をしてリモート勤務を申し出るとか、自分の身体を大事にしようと思います

■どうせやるなら楽しく!

「ああしなさい、こうしなさい」ばかりでは窮屈になってストレスもたまりますよね。「新しい生活様式」は必ずしも窮屈なものではないはずです!
どうせ例年と違うのならば、せっかくだから楽しくやろうというアイデアも寄せられました。

お家でできるクールな遊びやひんやり健康法を開発してそれをインスタなどでシェアしゆるく競う。氷の早食い世界選手権とかをzoomでやってみたり(安全性確保要)、浴衣など普段着ないけどこの機会に涼しげファッションで写真撮ってみたり、お家で流しそうめんやってみた、など、インスタを開けば楽しいクールがいっぱい。見ているうちにやりたくなるなんてのはいかがでしょう?

思わずマネしたくなる、人に広めたくなるような仕掛けも込められた秀逸なアイデアではないでしょうか。こういった用途において、SNSは最強のツールですよね。

■どうやって啓発する?

「夏の体調管理」のアイデアについて、基本的なもの・意外なもの・楽しさに特化したものなど、いろいろとご紹介しましたが、ではこのようなアイデアをどうやって啓発していったらいいでしょうか。

「人前で水を飲むのはちょっと」「エアコンをつける時は窓を閉めないと」「簡単に休んではいけない」といった考えが捨てきれない人もいると思います。そのような人に対してアイデアを伝えるには工夫が必要そうです。

この点については、公共の場やメディア等でのアナウンス、給水ポイントの設置などのアイデアが寄せられました。

真夏になったら、熱中症の危険を身をもって感じそうです。外出の際は必ず飲み物を持参し、こまめに水分補給をしようと思います。喉が渇いたときには体内の水分はすでに不足していると言われます。様々な公共の場でも水分補給を促すアナウンスをお願いしたいです
スーパーの入り口付近だとか、ウォーキングコースのベンチなどに大きく「給水ポイント」って表示してその場所で立ち止まって水分補給。もちろん密は避けなければいけないので、休憩ではなく給水のみですみやかに立ち去らなければならないでしょうが、一つの啓発にはなると思います
テレビやラジオCMで、熱中症・マスク熱中症についての注意喚起をする!「水分補給してますか?」など、見た・聞いた人が「あ、そうだ!」と気づけるようにすると良いと思います

給水ポイントなどは、「ここで水を飲んでいい」→「人前で水を飲むのはおかしくない」という気づきを与えるものと言えそうですね。まさにニューノーマル、これからの時代の新しい常識を想像させるアイデアだと感じます。

■さいごに

ここまでの議論を踏まえて、「2020年、夏の体調管理の心得」としてまとめてみました。ユーザーの皆さんから寄せられた具体的なアイデアはここまでに掲載した通りで、こちらは、そのエッセンスをまとめたものとなります。

図

「新しい生活様式」への対応は、何も新しい商品やサービスによってのみもたらされるものではありません。今までの常識を少しずらしてみる、お休みしてみる、そういった思考が知恵やアイデアを生み出すのだと感じます。

なお、ごのコラムでご紹介した内容は、あくまで体調管理のアイデアをご紹介したもので、その実践を推奨するものではありません。公共機関や専門家などの指導も参考にしながら、適切な意識・行動でもって、この夏を乗り切って行きましょうね!


「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。
また現在、このご時世ならではの新しい価値観やライフスタイルをユーザーと一緒に模索する「みんなのニューノーマルを創っていこう!2020」というプロジェクトを展開しています。「新しい生活様式」を前提に過ごす日々において、「前向きで豊かな新しいライフスタイル」を生み出していくためのアイデアや工夫について、お題を通じて語り合うというものです。

ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1500

※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様



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