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「おうちごはん」機会の増加がもたらすもの‥行動や価値観の変化を読み解こう!

こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。

共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていく『Blabo!コラム』。今回のテーマは、新型コロナウイルスの影響で多くの人にとってその機会が増えたり、スタイルが変化したと思われる「おうちごはん」を取り上げます。

◆今回のテーマは「おうちごはん」

昨今の新型コロナウイルス禍は、私たちのライフスタイルを大きく変えるほどの影響を及ぼしていますね。在宅時間の増加や外食機会の減少によって、ほぼすべての方にとって「おうちごはん」の機会が増えているのではないでしょうか。

以前と比べて自炊する割合が増えたり、食べるものが変わったり、または「おうちごはん」にまつわる意識が変わったり、いろいろな変化が起こっているのではないかと思います。今回は、そのような変化についてBlabo!ユーザー(※1)の皆さんに問いかけてみました。

ここからは、実際に寄せられたユーザーボイスを、大きく5つほどのグループに分けてご紹介していきたいと思います。

◆1.有り余る時間で料理を楽しみ、価値を再発見

自宅待機が増えて有り余った時間をどう有効活用するか‥まだまだ試行錯誤されている方も多いと思います。テレビなどのメディアでも「おうち時間の過ごし方」に関する特集が増えましたよね。

まずご紹介するのは、その時間を料理に費やして楽しむことで、良さや楽しさといった価値を再発見したというユーザーボイスです。

テレビで“家で作れるご飯特集”とかをしていても、今までは「美味しそう☆作ってみたいなぁ」で終わっていましたが、最近はそれを積極的に作るようにしています。実際に作れた達成感もあり、レパートリーも増えそうで、料理が楽しくなってきました!!
以前は、おかずを作り置きしておいて、食べるときに温めていましたが、今はできたてを食べることが多くなりました。とくに、野菜炒めはできたてがいいですね~
毎日自宅にいるので、ぬか漬けを作ってもちゃんと管理できそうなので始めました。少し余った野菜をあれこれ試しながら入れてみたらこれが結構楽しくて、すっかりはまっています。アスパラやゆで卵、山芋なども意外と美味しく発見だらけ
これまで数週間で繰り返し作ったもの・生地からピザ・餃子、ワンタン、春巻・パン焼き、ロールパン、米粉パン・スパイスからカレー・小麦粉を使わないクリームシチュー今までいかに加工食品、買い足し、外食に頼っていたか分かります…

日々忙しくて時間がない一方で、街に出ればいろいろなものが手軽に手に入る現代。今回、改めて手料理をしてみたことで、いかに便利な生活に浸っていたかを実感したという方も多いかもしれませんね。

それにしても、つい最近まで「時短」や「手軽さ」が持てはやされていたのに、それが急に「手間をかける」ことに目が向けられるというのは、本当にこのコロナウイルス禍で大きな変化が起こっていると感じずにはいられません‥。

◆2.免疫力を高めたい‥より健康に気を遣う自炊ライフにシフト

未知のウイルスに対する漠然とした不安もあり、普段の食事や生活習慣を通じて「免疫力を高めたい」という考えが強まっている人も多いのではないでしょうか。

意図的に野菜を増やすなど、より健康に気を遣うメニューにシフトした方は実際多いようです。自宅での料理はメニューや素材を自由にアレンジできるのが大きなメリットですよね。一人暮らしの方などでは、外食が多かった食生活を見直す契機になったという人もおられるようです。

以前から健康志向でしたが、今は更に気を遣うようになりました。野菜など使う食材を少しでも増やして、ウイルスに負けない体を作らなければ!!…と自分なりに頑張っているつもりです。でも、手抜きをしてはならないという義務感にちょっと疲れてきましたが…
一人暮らしです。今までは外食や飲み会があり野菜はダメにしてしまうことが多かったので出来合いのものや日持ちするものを買うことが多かったです。在宅になり自宅で料理することが増えたので野菜を買ってもダメにする前に使いきるようになりました
完全に無駄遣いや間食、高カロリーのものを食していたのだと感じました。今は、出来るだけ質素に品数も減らし、納豆や酢の物、キムチなどを食べて、ダイエットにも気を付けています。とにかく食生活を見直すいい機会と捉えています

◆3.食材を少しイイモノに変えて、楽しみの時間に

外食やレジャーの機会が少なくなった昨今では、遊興費にかかっていたお金がそのまま浮いている‥という方も多いかもしれません。その予算を生かして、これまでよりも少し良い食材に変えてプチ贅沢を楽しむという方もみられました。

飲みに行くことが全くなくなったので、これまでかかっていた飲み代がすっかり浮いています。そんなタイミングで『飲食店の打撃に伴って売れなくなった食材を購入して援助しよう』というサイトを見つけたので、普段は買わないような高級な牛肉とかカニなどを買ってみようかと計画中です
塩は岩塩に変わり、ゴマは有機ゴマに変わり、納豆はオリジナル納豆に変わり、肉は計り売り肉に変わり…ちょっとだけ贅沢して、巣ごもりメシにワクワクをプラスするようになった

いろいろなことが自粛に追い込まれ、産業が縮小しかねない状況。そして実際に経済的に苦しい状況にいる方も大勢います。そのような中で、自分にできる範囲で少しでも経済を回して社会を応援するという意図も含まれていそうですね。

◆4.料理が親子のコミュニケーション手段に

外出やレジャーの機会がほとんどなくなっている状況の中、親子で料理する機会が増えたという方は実際多いようです。ユーザーからも「料理」が親子の新しいコミュニケーション手段になっているという投稿が見られました。

時間もあるし、子供自身で作ることでたくさん食べるから手伝ってもらってます。コロナ後でも、コミュニケーションの一つとして取り入れて行きたいと思います。子供でも使える、こぼれない調理用具やレシピがあると助かります!
今日は僕が作るね!頼もしいです。カッコいいです。材料を準備する作り方を読む、段取りを考える。自分で分量とおりに作ってみて2回めからはアレンジしてみる。親子の会話も増えました
休みになり動画三昧な子供達。食べる事に興味があり、作ってみたかったようで昼ご飯を作る!と頑張ってくれます。丼物が多いかな。美味しくて…体重増加が気になる所。米の消費量も増加でーす。給食が恋しいようです

食材や素材が調理を通じて変化する様は、子どもにとっては魔法のようなものかもしれません。他の楽しみがなくなった中で、子どもたちの中で「料理」がクローズアップされ、親子の新しいコミュニケーション機会を生み出したとも言えそうですね。

◆5.感謝の気持ちの芽生え

料理はいつも他の家族に作ってもらっている‥という方にとっては、今回の自宅待機で「自宅で食事する機会が増えた」&「自宅にいる時間が増えた」ことによって、「他の家族が料理を作っているのを目にする機会」も大幅に増えたのではないでしょうか。それによって感謝が芽生えた‥というユーザーボイスをご紹介します。

毎日3食家飯。これ、聞こえはいいですが妻にとってはすごく大変なこと。献立だって毎回考えなくてはいけないし、その買い物だって効率的に済ませないといけない。不謹慎ですが、こういう自体になって感謝が芽生えました
毎日スーパーにも行きたくない。料理する時間はある。今後が不安で支出も気になる。お家時間は有意義に過ごしたい。なおかつバランスの取れた食事は摂りたいので献立表をつくって、事前に買い物リストを作ってます。そうすると主婦や母親の偉大さが改めて実感します

環境がガラッと変わることで気づきが生まれることってありますよね。当たり前が当たり前でなくなることによって再確認できた有り難み。新型コロナウイルスの影響で得られた気づきかもしれませんが、それとは関係なく大切に持ち続けたい気持ちですよね。

◆「おうちごはん」機会の増加が、行動や価値観を変える

今回の『あなたの”おうちごはん” 自宅待機になる前と今で、どんな変化があった?』という問いかけに対して得られたユーザーボイスを振り返ると、「おうちごはん」機会の増加によって、行動や価値観が変わった(または変わる兆し)というものが多かったように感じます。

簡単ですが、下の図のようにまとめてみました。

図1

冒頭にも述べましたが、昨今の新型コロナウイルス禍は、私たちのライフスタイルを大きく変えるほどの影響を及ぼしています。

巷では「自宅で作るための食材の消費が伸びている」とか「外食産業が打撃を受けている」とか、「食」にまつわる消費にもいろいろな影響が出ていることが話題にもなっていますが、そのうえで、今回のお題を通じて「料理をする」という行動の機会やスタンスが変わったり、それに伴う価値観の変化も明らかになったと感じます。

では、今回変わった「行動」や「価値観」は今後どうなるのでしょうか。新型コロナウイルスの収束後も続いていくのか、あるいは以前のように戻っていくのか、はたまた更に新しいものに進化するのでしょうか

現時点で確かな答えは誰も持ち合わせていないと思いますが、いろいろな「兆し」は見え始めているように感じます。そこには、新しい機会が転がっているかもしれませんし、見過ごしてはいけない兆候が潜んでいるかもしれません。

いまマーケッターに必要なのは、それをつかみ取る感覚なのではないでしょうか。自分自身を含めた生活者の声や動向をいかに鋭く感じ取れるか、が問われていると強く感じます。Blabo!では「ユーザーボイス」という生活者の声を引き続きお届けしていきたいと思います。

「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。ユーザーとして声を届けたい方も、プロジェクトに関心をお持ちいただいた方も、どうぞお気軽にアクセスしてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1452
※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様

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プランナーとリサーチャーの二刀流。国内有数の調査会社やデータマーケ会社を経て、現在は共創プラットフォーム「Blabo!」のインサイトリサーチャーを務めながらリサーチデザイナー稼業も。エライ人の許可を得てBlabo!ユーザーボイスからのコラム執筆中。https://bla.bo/

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