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平等と同数の違い

男女平等世界を作ると言って、男性率・女性率(または数)という議論をする人がいる。

平等という目的に対して、新たに数が同じになるという目的を付け足すのは無理があるのではないだろうか。手段と目的を間違えていないだろうか。

役員の男女率が偏ってるだのトップの男女率が偏ってるだのは、正直今すぐに解決できる問題ではないのに、そこを議論するのは無駄だと思う。

平社員の男女率ならまだそれより早く解決できるだろうし、議員に関してはは各党が誰を推薦するかにも寄ってくるだろう。

同数を優先するのであればいずれ官僚候補の男女比も同じになっていき、官僚の男女比も同じになっていくたろう。

でも、本当にそうなっていくだろうか。ジェンダーの面はどうにか是正できるとして、セクシャルの面で差異ある男女が同じ土俵に立つことができるのだろうか。

産婦人科のお医者さんや風呂やの番頭さんは女の人の方が望ましいと思うし、長期間の忍耐や持久力が必要な軍隊の人間は男の人が多い方が良いと思う。

でもそれは、各役職での役割を遂行する上で有利であるとかの理由でしかなく、個人がそれに反してまでやりたくかつ価値の提供ができるのであれば問題ないと思う。

希望者が少ないならそれでいいじゃないか。同数を目指そうとするほど、その職に適していて役割を遂行する上で有利または意思のある人を蔑ろにしてしまわないだろうか。

もちろん、明確な理由が無い中で片方の性が優遇されたり冷遇されたりすることは望ましくない。

でも男女平等は、適正な評価や役割の最適化を目的としていることであり、その手段として男女同数を目指すのは間違っていると思う。

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