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【日記】つづかない

趣味を聞かれたときに、なんと答えたらよいのか固まってしまう経験というのは、それなりの人にあると思う。もちろんわたしもその一人。
趣味=たのしくて「つづけているもの」だと考えるとき、わたしにはつづけている、と言えるものがない。40年弱生きてきて、走るのも泳ぐのも踊るのもゲームするのも創作(小説/短歌)も、映画鑑賞・音楽鑑賞に美術館・博物館めぐり、旅行やグルメや生きものを飼うこと、すべてがたのしいことであるし、ある時期、時間や労力を注いできたことだけれど、つづかない。まったくもってつづいていない。一貫してつづくことがない。けれど。
わき出る未知なる世界への好奇心を満たし、夢や希望や現実のきびしさやだれかの強く複雑な感情をみせてくれるもの。家にこもってスーパーファミコンのソフトをかたっぱしから攻略し、世界に呪詛のことばを吐いていた学生時代も、育児と仕事で日々の大半がにぎやかにとおりすぎ半透明になっているいまも、こっそりゆっくり本だけは読んでいる。牛歩の歩みで。

そんなわけでこのnoteには、たまに読んだ本の感想と思ったことを書いていきます。子どもたちが寝たあと、おもちゃの散乱したリビングの机で、おもむろになにか書きたくなったとき。記憶力のおとろえを最近ものすごく感じるので、いま、の気持ちを書き留めておきたいとき。そんな人が書いているnoteです。

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