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孤独を愛せるようになるまで

タンパク質を中心とした健康的な食生活。筋トレ。マッサージにストレッチ。体は引き締まり、心も安定し、良い感じ。

毎日決まった時間に起き、食べ、寝る。うん、良い感じ。

読書や映画を観る時間も増えた。テレビやSNSなどに触れる機会も以前よりは減った。良い感じ。

自分がときめく色使い、お気に入りの空間。今までで一番、良い感じ。

好きなこと、好きなものに溢れた自分だけの生活。私が長年描いてきた理想の自分に、少しずつ近づいている気がする。

孤独を愛することが、幸せになるためのキーポイントだと思う。人は一人では生きていけないけれど、最後までずっと一緒に生きることが決まっているのは、自分自身だけなのだ。

今日はとても朝早く目が覚めた。お腹が空いていたせいだろう。でも、それだけではない。変な夢を見た。

物心ついた頃から毎日違う夢を観るのだが、そのほとんどが嫌な夢だ。人より感受性の強い私は、日常生活において無意識のうちに多くの刺激を受けているのだと思う。

早く忘れたいような、まだ浸っていたいような。またどこかで会えると確信する日もあれば、もう二度と会うことはないのかもしれないと喪失感を味わう日もある。あんなに好きな人はもう現れないと絶望する瞬間もあれば、私を愛してくれる人は他に山ほどいるんだからと強気になる瞬間もある。

決して未練がましく執着している訳ではない。ただ、私が自分の好きなように生きていると、興味を引く小説や音楽、映画、写真、料理、全てが貴方から影響を受けたものばかりだ。私にとって貴方はきっと憧れだった。好きだとか、愛してるだとか、そういうのを超えて、私は貴方の生き方そのものに憧れていたのだと思う。

まだ、孤独を愛することはできなさそう。でも少しずつ、自分のものにしていけたらいいなと思う。


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