あの時

あの時、かけ違えていなかったら、
かけ違えていたら。

私は別の人の恋人だったかもしれない。
私は確かに貴方をつくった、
音楽や食事に興味を持っていた。
とても知りたかったのは嘘じゃないの。
貴方はあなたで、
とても嬉しそうにそれを送ってくれて。

どうしてだろう。
そこで貴方に“面倒臭い”を見てしまったの。
私が我儘なのかもね。
一緒に観た映画がつまらなかったなんてどうでも良かったのに。

あれだけタイミングよく割り込んできた、
貴方だったのに。

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眠れない夜に

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