最近のハレとケ

子どもと過ごす日常がようやく定着してきたこの頃。
0歳のころは特に、毎日子どもを生かすのに必死だったから、
明日は何しようかなと考えられるようになって
私が私に戻ってきたなあという実感がある。

若い時は、まず行きたいところややりたいことがあって、またはそういった情報が入ってきて、今度の休みこそ行くぞ、そしてその次の休みはここ、これはいついつやろうかな〜なんて、ハレを楽しみにしていた。
ハレを作っていたのだと思うし、それが楽しかった。
仕事は好きでやっていたししんどいながらやりがいがあったが日常=仕事だったかもしれない。だから家で過ごした記憶はあまりない。

最近は、もちろんどこかのイベントに行ったりもするのだけど、
いかにケである毎日を少しずつ楽しいものにするか、というほうに気持ちが向いてきた気がする。
家庭菜園でゆーっくり色付くトマトの収穫を楽しみにしたり、縁側でただおしゃべりしたり、お散歩コースの雑草の花が咲くごとに調べてみたり。沼津は、高揚させるハレは少ないけれど、身の回りでケを充実させやすい場所だなと思っている。

もちろんどちらが正しいという話ではなく、ライフスタイルや年齢や住む場所などいろんな変化によるもの。

「"家"に求めるもの」も、こういったものに伴って変わっていく。
家はできておしまいじゃなく、ずーっと手を加えながら自分たち仕様にしていったらいいと思う。

#沼津 #家 #ライフスタイル