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希望の青い翼

新型コロナウイルスの感染拡大で移動制限が続く中で、飛行機は空を飛び続けている。今のような状況でも遠くから旅客や貨物を運ぶ役割は決して変わらない。何より、それは希望を届けることでもあるのだから。

2021年2月21日、今年を象徴する全日本空輸(ANA)の機体を羽田空港と成田空港へ撮りに行ってきました。

ANA/NH1501便

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Flight No. NH1501
Flight : Tokyo(HND)→Sendai(SDJ)
Departure times 07:00/Arrival times 08:00  
Aircraft : Boeing 737-881/JA74AN

写したJA74AN/NH1501は羽田空港発仙台空港行の始発便です。

この臨時便は、福島県沖地震(2月13日発生)によって東北新幹線の一部区間が運休していることを受けて、羽田と福島、仙台、秋田に臨時便を設定されたもの。羽田―仙台便は東日本大震災以来なんと10年ぶりです。

まだ瓦礫が残る仙台空港で東京から飛んできた機体を撮っていた頃を思い出しました。

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インフォメーションに表示された多くの「欠航」と「仙台」の文字が、今の状況を伝える。

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奥に見えるコンテナ船は東京港に入港するOcean Network Express(ONE)の「ONE ALTAIR」。積載数は9592TEU。どちらも物流を支えている。

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ANA/NH9648便

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Flight No. NH9648
Flight :Brussels(BRU)→Tokyo(NRT)
Departure times 15:01/Arrival times 09:55  
Aircraft : Boeing 787-9/JA891A

成田空港で撮ったJA891A/NH9648は、新型コロナのワクチン輸送第2便として大きく報道されました。感染抑制の鍵となるワクチンを遠くベルギーから運んできたJA891Aは、まさに希望の翼です。

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JA891Aは1回目のワクチン輸送(2月12日)でも使用された。

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現在、成田―ブリュッセル線は旅客輸送を行っていません。少しでも状況が良くなり、また自由に旅が出来る日が来ることを願っています。
そして、ワクチン輸送に携わっている人たちと、大役を務める機体に敬意と感謝を。

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