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JAPANSHOP|細幅織物の可能性/

3月9日から12日まで開催されるJAPANSHOP。当社は今回のこの展示会でいくつかの取組をしています。今回ここでのご紹介は、地域産業のご紹介シリーズ。

1.「ゴム入細幅織物」をプロデュース

当社の2つ目の取組は石川県かほく市の「ゴム入細幅織物」。
シンプルに言うなら、「パンツのゴム」もこの一つ。
かほく市は日本全国のゴム入細幅織物の65%のシェアを占める産地です。
アパレルの世界では一般的な資材なのですが、今回は「インテリア空間での可能性」を模索するために出展いたしました。

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細幅織物のその表現の多様性は、知れば知るほど実はかなり奥が深く、インテリアデザイナーが知れば、かなり好奇心が湧くと思われます。

2. 7回ねじって、引っ張ってみる

私がIDMブースで作っている空間は、シンプルな素材であるゴム紐を7回ねじって引っ張ってます。シンプルに見えて、実は考えたディテールをしているのですが、隠れた細工に一体何人が気が付くでしょうか・・(秘密)
具体的には、幅17㎜と24㎜の「ゴム入細幅織物」を上下でテンションを掛けてます。途中7回ひねるようにして取付、それを上下で引っ張ります。
それを一定間隔で前後2層重ねることで、とても面白い表現となるのです。

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3. 同じ会場内には「石川県ゴム入織物工業協同組合」のブースも

当社は、今回このブースの他に同じ会場内に、「石川県ゴム入織物工業協同組合」さんのブースも手掛けています。IDMのブースは敢えて白にしていますが、実際にはとてもカラフル。これらの資材が実際に会場においてあります。どんな表現が可能なのか、是非見てみてください。(アパレル業界の方には見慣れたものだとは思いますが・・)

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4. 今回のプロデュースの意図

今回やってみたことは、
「インテリアの産業とアパレルの産業の融合」です。
アパレルの世界ではごく一般的な資材がインテリアのマテリアルになる、こと。
今の日本は、インテリアの素材とアパレルの素材が、近いようでいて別世界、という印象があります。
実際に、細幅の方々も「この素材、インテリア空間で何かできないだろうか」ということをずっと考えられているのです。
そこで、今回。
実際、どんな展開ができるかが分かりませんが、来場者の方々といろいろとお話しすることで、何かヒントを得られれば、と出展されています。
会場にお越しになった方。是非一度素材を見て考えてみてください。
このアパレル資材がインテリア空間で何ができるだろうか、と。
そうすると、インテリアの産業、アパレルの産業、双方が発展するよいきっかけになると思うのです。


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