雨と雷と天気予報

intro

ガラガラガラガラ！
昼寝から起きて一階へ行くと近所のあのうるさい方の網戸か雨戸を閉じる音がいろんなとこから聞こえてきます。
雨です！雨！私の大好きな雨！

窓が閉まって驚くのが終わったら

あああああ！
雷だ！
光った！
私の妹とおばあちゃんが天気予報の雷の映像をじっとみています。

ママは普通に寝ています。

私はとっても興奮してジーと窓の外を見ていました。

雨はまるで白いレースの風に揺れているカーテンのようです。
雨が降ってると言われても
「えっ、白いカーテンが揺れてるだけだよ」
と言えそうな感じです。

葉っぱは雲のようです。
私にはカーテンにしか見えない雨を吸収してそれを雫にして飴に見せかけるのです。

雷は近所の人がうるさい窓を閉めている音に聞こえます。
がらがらがら

庭の奥に見える立ち入り禁止のテープがまるでトランポリンのように雨を楽しませています。

「雷だ！」
おばあちゃんに見捨てられた妹はまだ天気予報の雷の映像を見ています。
私も見に行きました。
すると二秒に一度ぐらい画面がひかり、本当に面白いです。

おばあちゃんがどこかでこの映像が本当に起きているところがあると教えてくれました。

そしたらやっぱり怖いと思います。
きっとそこでは雨のカーテンがすごく早く動いて
葉っぱの雨ももっと強くいっぱい降ると思います。
そして近所の人がうるさい窓の開け閉めをなんかいもやっているように聞こえるかもしれません。

雨はやっぱり大好きです。

けれどすぐ止んじゃったです。

なのでノートに書くことにしました。

あーあ