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「だって」から「そうか」への変換が成長のカギ⁉

A「〇〇には気をつけてって言わなかった?」
B「だって、△△だったんだもん。」

みなさんは、自分の失敗を誰かに指摘されたり、自分のやり方に意見されたりした時はどのような反応をしていますか?

人から何かを指摘されると、自分が責められている気がして嫌に感じてしまったり、自分を守りたいという思いがうまれて何かのせいにするという反応をしてしまったりしませんか?
そして、そのままにしていませんか?

人に指摘された時によくでてくるのが「だって、△△だったんだもん。」という言葉です。
この言葉が悪いというわけではないですし、むしろ誰しもが使う可能性のある、普通の反応だと思います。
それは、それでいいんです。
ただ、そんな時に気づいてほしいのがその言葉の表面に出てきていない言葉です。

「だって、△△だったんだもん。」にかくれている言葉は「だって、△△だったん(だからしょうがない、自分のせいじゃない、自分は悪くない、むしろ△△のせいだ)もん」ではないですか?

子ども達との会話の中でも、「だって、△△だったんだもん。」といフレーズはよく登場します。

だって、他の人もしてるじゃん」
だって、おもしろくないんだもん」
だって、時間なかったし」

もちろん、そう言いたい気持ちはわかりますし、第一声にその言葉がでてきてしまうことも理解できます。
ただ、このままでお終いにしてほしくはないんです。
「だって」が出てきたらそれは成長のチャンス!
自分以外に発現したその強いエネルギー(思い)を、今度は自分に戻して自分を成長させるエネルギーとして使ってほしいんです!

僕が思う失敗からの成長のステップは
①自分を守る
②自分の非を認める
③自分の課題をみつける
④課題の解決策を考える
⑤解決策を実践する
です。

①自分を守る(「だって」で自分を守る)
まずこれは、普通の反応です。
これを無理にしないようする方が逆に良くない結果になってしまう場合があります。(自分の心が壊れたり、必要以上に自信を失ったり、無気力になってしまうなど)
ただし、どのように自分を守るかは人それぞれです。
口に出して言い訳を話す人もいるだろうし、表面上は謝っても内心は「俺は悪くない」と思う人もいるだろうし、話のすり替えをする人もいるでしょう。
※このフェーズは、表面に出しすぎず、できるだけ早く昇華して②に移行できればより良いです。

②自分の非を認める(「そうか」で自分の非に気づき認める)
どんなことであっても、結果から逆算すると今回のことを防ぐためには「あのタイミングでこうすればよかったかもしれない」ということは必ずあると思います。
起こった現象だけ見ると自分は全く悪くないと思う出来事であっても、その前段階、前々段階での選択で変えれたことはあると思います。
指摘された、失敗された以上はどこかで振り返るべき「非」があると思いますのでそこを認めてみてください。

③自分の課題をみつける(「そうか」でそれを選べなかった根本的な原因に気づく)
自分の非を認めることができれば、その時それに気づけなかった、その選択をとれなかったことは、なぜなのか自分の中の課題を考えてみるてください。

④課題の解決策を考える(「そうか」で根本原因の改善方法に気づく)
自分の中で思いついた課題に対して、今後どのようなアプローチをしていけばいいかを考えて、具体的な行動に落とし込みます。(難しいことでなくて大丈夫)

⑤解決策を実践する(「そうか」でそのアプローチが効果的だったかそうではなかったかを知る)
最終的にそれを実践することで、それが効果的でもそうでなくても「だって」の時点の自分からは成長しているのではないでしょうか。

さいごになりますが、「だって」のあとには「そうか」という気づきを持つようにすることが、自分を成長させることの近道になるのではないかなと思っています。

僕自身、子供たちの「だって」を「そうか」に変えれるよなサポートを目指して頑張ります!
指摘する側も相手の「だって」が発現した際には、腹を立てずに「そうか」への変換を応援してあげてください。

A「〇〇には気をつけてって言わなかった?」
B「そうだよね。ごめん。そうか、☆☆すればよかったよね。次からそうしてみるね。」

この記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。






(おまけ)
僕自身も無意識に「だって」をよく使ってしまいます。
しかも、自分を守る行動が表に出すぎます!笑
機嫌が悪くなり、口数が減る……。
特に安心しきっている人だとよけいに出てしまうんですよね。
「かっこいい人になる」が目標なのに、なかなか道のりは険しそうです。
僕のこの状態に巻き込まれたことがある人、いつもすいません。
いつも応援してくれてありがとうございます。

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