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飲めるお薬と時期を知って、快適な妊婦生活を送りませんか。

薬剤師12年目、ただいま妊娠9ヶ月のYUKIです。
いよいよ初めての出産も近づき、入院準備や育児用品の準備など日々ドキドキとワクワクの気持ちで過ごしています☺️
さて、そんな私の妊娠生活。
実は酷いつわりもなく、順調に過ごしてきました✨🙌
しかし、最近になって胸焼けや胃の気持ち悪さなどの症状が食後に出るようになりました。1回に食べる量を減らしたり、胃に負担のかかるものは避けたりと試行錯誤しています😅
そんな時、正直「胃薬が飲みたい〜」と思ったことは何度もあります。
実は胃薬はものによっては妊婦でも飲めます💊
そこは薬剤師です。そのくらいは知っています。
でも、普通の妊婦さんはどうでしょうか。
「妊娠中に薬を飲んでいいのか、わからない」あるいは「妊娠中に薬を飲んで赤ちゃんに何かあったらどうしよう」と思っている方が多いのではないかと思います。
今回はそんな妊婦さんに向けて特につわりや風邪、痛みの症状に対しての薬を飲んでも大丈夫なのかについて書いてみたいと思います✏️


妊娠周期(妊娠の時期)によって、飲める薬が違います。

妊娠中は「薬を飲んで赤ちゃんに何かあったら💦」と思ってる妊婦さんは多いと思います。なんせ薬剤師の私ですら、「大丈夫!飲める!…だけど、できるだけ避けたいな。」とわかっていても飲むのを控えていたくらいなんですから😅
実は妊娠中はまったく薬が飲めない訳ではありません。
妊娠中でも飲める薬はあります。ただし、それは妊娠周期(妊娠の時期)によって違います。
ちなみに妊娠周期の数え方ですが、最終月経を0週0日としてスタートして数えます✨🙌
<妊娠周期ごとの薬の赤ちゃんへの影響>
妊娠前〜妊娠3週(妊娠初期、妊娠1ヶ月)
基本的にはどんな薬も飲める時期。ただし、体の中に残る可能性がある薬は避けるべき。
妊娠4週〜7週までの薬(妊娠初期、妊娠2ヶ月)
薬を飲むのは基本的にやめるべき時期。赤ちゃんの大切な臓器が作られる時期なので、薬の影響が出やすい。
妊娠8週〜15週までの薬(妊娠初期、妊娠3ヶ月〜4ヶ月)
まだ赤ちゃんの大切な臓器が作られている可能性がある時期なので、薬を絶対に飲んではいけない訳ではないが、医師や薬剤師と相談した方が良い。
妊娠16週〜分娩まで(妊娠中期〜妊娠後期、妊娠5ヶ月〜妊娠10ヶ月)
赤ちゃんが大きくなるのを邪魔してしまう可能性がある時期。特に痛み止めは使い続けると赤ちゃん死亡率が上がったりするので要注意。

出典:一般社団法人くすり適正使用協議会

胃薬、風邪薬、痛み止めは飲んでも大丈夫なのか。

妊婦さんがつわりやかぜ、腰の痛みなどのちょっとした症状を和らげるための薬を飲むことは実は可能です。ただし、その際には必ずお医者さんや薬剤師に相談してください👩🏻‍⚕️
先ほども説明した通り、妊婦さんはその妊娠周期によって飲める薬、飲めない薬があるからです。
この判断は医師や薬剤師でも難しい場合があります。
医師や薬剤師もよく調べて、「短い期間だけ」あるいは「症状が出た時だけ」という条件付きで出すこともしばしばです💊
時々、「漢方薬ならいいよね」、「貼り薬なら大丈夫だよね」と思ってる方もいるようですが、これもやめて欲しいです。
漢方薬の中にも妊娠中には控えてほしい薬もありますし、貼り薬もまったく体に影響がないということはありません😖💦
だから、つわりやかぜ、腰の痛みなどの症状が妊娠中に出た時には必ず病院で医師に相談するか、薬局やドラッグストアで薬剤師に相談してから薬を使うようにしてください。
そうすれば、妊婦さんでも安心して使うことができる薬が手に入ります😊✨

まとめ

いかかでしたか。妊娠中の薬は薬剤師や医師と相談して飲んだり、使ったりするのがベストです😄👍
つわりや腰痛、風邪などの症状が妊娠中にある時にはきちんと医師や薬剤師に相談してください。自己判断でドラッグストアなどで買って飲んだりしないでくださいね☺️🙏
ちなみに、国も妊娠中の薬についての相談窓口も用意してくれています。
そういった窓口(妊娠と薬について知りたい方へ)も利用して、少しでも快適な妊婦生活を送ってくださいね。


参考:


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