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初めて観たインドドラマは『フェイク』

あらすじをみて、面白そうと見始めた『フェイク』
以下は1話目のあらすじです。

才能はあるが売れない芸術家のサニーは、完璧な偽造紙幣を作り、一か八かの勝負で偽札ビジネスの世界に飛び込む。その頃、熱血漢で型破りな刑事のマイケルは、偽札の脅威を国から一掃しようとしていた。このスリリングな戦いにおいて、どちらも負けは許されない!

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海外ドラマは、日本のドラマに比べて、どうしても分かりにくさがあることが多いですが、フェイクは状況がいまいち把握できてない、と思うことが全くありませんでした。
私自身がインドに詳しいわけでもないし、行ったこともない。それでもインドの雰囲気や会話の流れに苦も無くついていけます。ついていけるどころか、1話を見た時点で非常に面白く、最後までグイグイと観てしまいました。

舞台は現代のインド。
主人公のサニーは、母を小さいときに亡くし、父からは捨てられてしまった過去があるものの、優しい祖父に育てられた若者です。サニーと共に祖父に育てられたフィロズは無二の親友。
祖父は「革命」と名付けた新聞を発行する印刷所を経営していますが、新聞は全然売れておらず貧しい毎日を過ごしているサニーとフィロズ。子供のころは、毎日パンだけ食べるみたいな日々でした。

ただ、サニーには絵の才能があり、フィルズには印刷の才能があり、偽札づくりにたどり着く。
二人とも悪意を持っているわけではなく、むしろ祖父想いの明るい若者ですが、拭えない貧しさから脱出するべくたどり着いたのが偽札を作っての逆転劇でした。

左から主人公で偽札を作るサニー、偽造犯を捕まえる刑事マイケル、偽札社会の大物マンスール、銀行員で偽札の研究者メガ


日本に住む私からすると偽札を作るなんて非常に困難と考えますが、インドでは偽札が多いといった記事が見つかるので、実際あり得ることをもとにしているようです。
ドラマの中でも、ルピー札を受け取った店主が、当たり前のようにお札を透かしたりしながらジロジロ見る描写があり、偽札を疑うのが平常なのかもしれません。
あと、日本のお札は使い済みのものでも、折れたりシワが寄っているくらいですが、インドのお札はちょっと汚い。彼らが偽札を作るときも、最後の工程ではあえて汚してリアリティを出しているくらいでした。

偽札作りをするとき、必要な紙がないぞってことで、製紙工場に大胆に盗みに行ったり、祖父の印刷所で夜に堂々と制作していたり、すぐにばれて捕まってしまうんじゃ?と疑ったりもしますが、そこもまた日本の安全性とは異なる社会のようで見どころです。

フェイクはとにかくストーリー展開が面白いので、8話まで一気に鑑賞。
Seazon1は配信されたばかりで、2があるとしてもまだ先になりそうですが、期待して待っていたいと思います。


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