【日記】2022年 9月1日～10月24日

びにぃる御茶ノ水

2022年10月25日 01:28

9月3日

（偶然）
知人がマムシに噛まれたという話をしているとき、自分のトートバッグに蛇のキーホルダーが付いていることを指摘される。

9月4日

先月、神保町ではしごして買ったレコードを起点にした作品を完成させる。歌謡界による和製ホークウィンド結成。西銀座から宇宙へ、宇宙からダークウェブへ連綿とつながる夢物語。

9月7日

目黒シネマで「カルメン故郷に帰る」「楢山節考」の二本立てを見る。

9月9日

小学校低学年の女子3人組の会話がふと耳に入る。
大まかには、3人のうち2人が「i Phone」のどの世代を持っているかを延々と話しているようだが、スマホを持っていないもう1人の子はそれが面白くない。何度も「そんな自慢みたいな話はやめよう」と忠告するが、一向に終わらない。

すると、業を煮やしたのか「もうi Phoneの話はやめよう。ただの自慢だし、私も熱くなっちゃうからさ」

啓発的な言葉にアンガーコントロールがあるが、これはそんなものよりずっと気の利いた意趣であると理解した。

9月12日

地元でトマソン風の物体を発見する。やや短い電柱。最初は煙突かと思ったが。

9月19日

都内写真展へ。その後喫茶店で過ごし、いよいよ夕闇へ。

9月21日

ほぼ初めてのDJクラブ体験をする。

9月22日

あがた森魚50周年記念ライヴに行く。渋谷公会堂という大きなステージ。記念すべき1日限りのライヴでありながら、MCでの最初の一言が「…そうだな」であった。考えながら話し始めるところに「らしさ」があり、肝が座っている。

ちなみに、現場にて新作ベスト・アルバムのレコードを買ったところ、翌日に「ライナーが不良だったため差し替え用を送ります」との情報が。現在、エラーと正規ライナーの2枚がある。

9月27日

（偶然）
1ヵ月ほど前に買ったままだった「水のないプール」を観る。正確なセリフを忘れたが「痴漢や泥棒から市民ひとりひとりを守る…これは政治だ」というのがある。その解釈はいろいろと分かれるところだと思う。ともあれ、この頃の「言葉」は生き生きとしていたと痛感する。

9月29日

エアコンのクリーニングを頼む。はじめは管理会社に相談に紹介を頼むも有耶無耶に話すだけ。中途半端に紹介された業者もイマイチで、3件目にしてようやく依頼。そこの業者さんによると、賃貸の不動産や管理会社はエアコンのクリーニングはあんまりしないらしい。

9月30日

所用で○○県庁に行く。新しく建てられたそうで、たいそうきれいな建物である。とある部署は向かい合う机の列が10以上も続いており目がくらむばかり。100人近くの職員がいながら私の存在に気づく者はおらず、ぽつねん。

同じ地区にあるレコードショップ。大型店の支店で気に入っていたのだが、最近は面白いものが出ない。

この日からTwitterの虫メガネ？を押したときの画面を、イギリス圏のデータに変更してみた。ジェフリー・ダーマーのネットドラマが英語圏で配信されていたらしく、それに関する記述が多い。

10月3日

下の階の住人が引っ越していった。自分より後に来て、自分より早く出ると、なにかこちらに問題があったかしら…と疑念を抱く。

10月10日

久しぶりに美学校の授業に出席する機会に恵まれる。日常では得難い、ジャムセッションのような瞬発力を養う。

10月12日

新作を描き終える。
タイトル「ドリーム・チーム」
プリンスの「family Name」という曲と収録アルバムのジャケット、そしてヤクルト村上の56号ホームランを同時多発的に足がかりとして。

10月15日

生の落語を聞きに行く。演目は「茶の湯」「火事息子」というもの。

帰りに見たもの
①森永の初代社長・森永太一郎氏。フレディに似ている。
②これだけ見てピンと来る方もいるかもしれないが、この記念館にはあの有名なお医者さんのクリニックも入っている。プロ野球でいえば正力松太郎賞的な、何とも歯切れが悪くなる。
③誤って高輪ゲートウェイまで歩くと、おばけトンネルに釣られてさらに品川駅まで歩く羽目に。

10月16日

（偶然）
イクスピアリでビートルズのインド滞在映画を観ようとしていると、上映前の宣伝で見覚えのある店名が出てくる…。なんと、学生のころによく行っていた地域の古着屋であった。こんな大型ショッピングモールに出店しているなんて信じられないのだが、後日行くことにする。上映後は21時。すでにスターバックス以外は閉まっていたのである。