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父の入院

父が思わぬ転倒から入院して1週間。

救急車で運んでから、精密検査をしてわかったのは「腰椎の圧迫骨折」で、
入院は約1ヶ月を予定している。

面会は今はできなくて、スマホをもたせたので、朝夕と決めて様子を聞いている。

入院手続きなどは母と兄がしたのだが、精密検査の時にどうして転倒したかを聞かれたらしく、「妻が鉢の植え替えをしているのが気になって、植え替えた鉢を運んで転んだ」と医師に伝えたそうな。

いつもなら、私が実家にいれば「ぺんちゃん、鉢植え運んでくれるかな?」と母が私に頼むのに、声がかからないと思ったら、父が珍しく運んでいて、母も「ま、運動にいいかな?」と油断していての結果だった。

医師からの話で「念のために介護保険の申請はしておいてくださいね」と介護保険の申請はしておいた。多分使わなくてもいいかもしれないけれど、高齢なので、自宅に戻ってから何かといるだろうしと申請はした。

申請が通るかもしくは認定(要介護か要支援)を受けられるかわからないけれど、手続きをしなくてはいけない状態にしたのは私だと自分を責めた。

不眠になるし、ちょっとしたことで泣いていた。

ちょうど誰もいない時に、父から電話があったので、電話で「私のせいでごめんなさい」と謝ると「そんなことない。お父ちゃんが自分でできると思ってやったことや。お前のせいじゃないで」と言ってくれたのが、せめてもの救いだ。

父は、私の高眼圧症のことや母が昨年軽度の脳梗塞で運ばれてるので、私たち残された家族のことをかなり心配していた。

今週からは、少しだけ寝返りがうてるようになったので、病院着から普段着に着替える練習を少しずつ始めるらしい。

同時に父の体型などに応じだコルセットを作るので、家族への説明も聞きにいかなければいけない。

買い物の手伝いや掃除などの手伝いで疲れ切っていたので、今月受験予定していた簿記検定3級(CBT方式)の受験日を約1ヶ月先に延期させた。

趣味でしているInstagramに事情を書いてポストすると、怪しげなアカウントからDMが来てSNSのいやらしさというか恐ろしさを知った。

今までSNSは楽しいものだと思っていたのに、何を見てもモノクロの世界で何もときめかない。

父の入院は、私がやっていれば避けられたことだし、何もなかったことなのに、父には大変申し訳ない。

習字の課題も今は書く気力や時間がなくて、本部に相談したところ、「そういうご事情なら落ち着いた時に出してくださっていいですよ。お大事になさってくださいね」と言ってくださって、泣けてしまった。

退院の予定日はまだ決まってはいないし、今後どういうことが必要かはわからないけれど、出来うる限りのことはしたいし、兄も入院中はもちろん退院してからも来てくれるという話なので、家族で父を支えてやろうと思う。

もとの父に戻れる保証はないけれど、元気に退院してほしい。

それだけだ。

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