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昨日のとある話

毎日noteを書いているけれど、最近は忙しくて、長文バージョンが少なく、ミニエッセイかつぶやきをしていた。

今日は、昨日の激闘で疲れたのか、疲れきって体調がすぐれなかった。

なぜ「昨日の激闘」と書くのか?
大人としては恥ずかしいけれど、ケンカを売られて、2次元の世界で勝負したからだ。

ことの発端は、私のnoteを見て、twitterでフォロワーさんになった人からのDMでの話からだ。

物書き業でもイラストでも囲碁でもアニメ・漫画でもない、ものすごい仕事をしている人が私をフォローしてきた。
私は過去記事で、囲碁の知育教育などを書いていたことがあって、twitterでその記事を見つけて、フォローしたくなったらしい。

しかし、その後のDMでのやりとりで、一言でピキッときた。

「昨日のnoteで誤字ありましたよ。それに囲碁できるんですか?」

誤字はあったのは認める。しかし、囲碁ができるのかというのは失礼だ。
というわけで、「あのー、スマホで囲碁アプリあるんですけど、したことはありますか?一局やりましょうか?」と誘った。

アプリ名を伝えると、やったことがあるということで、お互いのIDを教えあい、通信対局とした。

囲碁のマス目で、短期決戦か長期決戦かの対局になるが、ちょっとでも間違えれば痛い目にあう「9路」で3局打つことにした。
ちなみに、私は日本棋院などの公式の段級認定なし。相手の段位が気になった。

さて、相手のIDを教えてもらって通信を待って準備完了となったところで、対局開始!3局ともに全て、私が勝った!

高学歴の人で、なにか本を出している人ではあったけれど、アプリ上の級を見てみると、初心者だということがわかった。

将棋でも囲碁でも「感想戦」というものをするけれど、相手の方は、最近の囲碁ブームで始めたばかりで、相手の石を取ることに必死で、囲碁特有の「陣地取り」の要素を忘れていた。

物心着いた時から、囲碁をしていて、別に女流棋士を目指さず、今では娘が先輩の私は、仕事や家事の暇な時に、囲碁アプリで打つか、詰め碁の本で鍛えていた。

さらに、最近では、新聞の夕刊に出る日本棋院の段位認定の問題にチャレンジしていたので、下手な打ち方をしなければ、大丈夫かもという気持ちはあった。

しかし、勝って嬉しい反面、「大人気ないことしたなぁ」と反省する。
結局は、その人のプライドを打ち砕いて傷つけたわけだし、ブロックとなったので、気持ちのいい戦いではない。

この話を今朝娘が聞いて、「碁譜残ってる?見てみたい」と言ったので、アプリの性質上残ってはいないけれど、相手の打ち方は覚えていたので、教えた。

「うーん、初心者さんにありがちなことだよ。気にすることはないって。ママさんも、同じ打ち方だったと思うよ。」

あー、私も相手の石を奪う「目先のことしか考えない打ち方」をしていたなぁと気づかされた。今は、よくて3手先は相手の打ち方を予想して、陣地最優先で打つようにしてる。

囲碁や将棋、チェスが大好きな人は、先読みがうまい。しかし、人生の先読みはできない。それは仕方ないことでしょう。

昨日の決闘は、後味が悪く、緊張倍増だったが、少しだけ、自分の碁力が上がっていることを証明してくれる戦いだったので、相手になってくれた方には申し訳ないけれど、囲碁の世界を通じて、世の中を知ることができた。

前向きに考えれば、いい戦いであった。

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