ネットで繋がる素晴らしい良縁
「大人から再開の書道」を初めて1年。
最初は、子供時代に教えてもらっていた先生から紹介していただいた教室にお世話になっていた。
子供時代で終了させたのが小6か中学入学してすぐだから、大人から再開させるまでに約36年のブランクがある。
段位を持っていたものは、全てまっさらになるので、8級からスタートした。順調に昇級していて楽しかったし、忘れていた筆の扱いも思い出して楽しかった。
当時、書道の楽しさを含めたnoteを書いている。
その後、先生のご都合で教室を閉じられるという話になって、継続して書道はやりたかったので、書道の世界では有名な「日本習字」の通信教育で勉強することにした。
金銭面や時間の都合上、硬筆(日本習字ではペン部)を習うのはやめて、毛筆だけにした。
他教室からの移籍者は、日本習字での段級位で再認定してもらえたので、気持ちを新たに再開させた。
本当なら、近くに教室があれば、毎週とか添削指導を受けられるけれど、通信教育部は、月1回の提出でしか添削指導と認定を受けるチャンスがない。
ひとりぼっちの世界。
Instagramで書道をされている方と友達になってみると、実は教室をお持ちの方だったり、何かの題字を書いている方、私にとっては天井よりもう天空の人ばかり。たまに作品を投稿すると酷評を受けることはあった。
中には「書道をする資格はない」とひどいコメントを入れていく人はいた。落ち込んでいると、不思議と私にとって素晴らしすぎる人がこっそりとDMで「大丈夫?」と声をかけてくださった。
事情を説明すると、「こういう練習をするといいよ」とか「Instagramで酷評を受けない設定やコツはあるよ」と教えてくれた。
私が「級」の人間であっても、「気にしない。気にしない。大人になってから頑張っている人でも、ぺんさんはすごく頑張ってるんだもん。応援したくなるよ」と言ってくれる。それが、私を支えていてくれる。
夏に「たなばた競書」という大会があって、ダメ元で難しい作品に挑戦してみて、銅賞をいただいた時は、嬉しかった。
今は、FP試験があったりしたし、体調が優れなかったりして、いい文字がかけなくて、昇級がストップしている。
教室に通って、人との付き合いの中で勉強する方がいいのだけれど、物理的に無理な場合は、孤独な世界。インターネットの世界に助けを求めても、ひどい人はいるし、実際の教室で厳しく指導する人がいると、たまに聞く。
しかし、書道は「文字で自己を表現する精神世界も重要視する」と聞いたことがある。
今、Twitterで「朝活書写」というハッシュタグに参加していて、自分の至らなさに反省ばかりするけれど、書道を極めたいという仲間がいると知るのは心強い。
ネットだけの関係にはなるけれど、人が書いた文字はやはり素晴らしいし、美しい作品は、脳味噌が覚えていてくれる。
私も、毎日書写は大変だし、課題をこなすのもしんどいけれど、いつか人を感動させられる作品を生み出せる人格を持った人になりたい。