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娘からの質問で考えさせられた支払いの話

「ママ、今なんとかpayってあるけど、何かメリットってあるの?」と夏休みの宿題をしていた娘に聞かれた。ちょうど、とある国の機関からの、中学生向け「税金を考える」小論文コンクールで、調べ物していて疑問に思ったらしい。

10月から消費税アップになるけれど、スマホ決済にするとポイント還元されるというしくみで、いい面はあると思う。

連日の「この場合は、8%なのか10%なのか」という報道をみていた娘は、「めんどくさい制度やなぁ」とぼそっとつぶやいた。大人でさえも、考えるのがめんどくさいぐらいなのだから、子供に理解しろというのも難しいことだろうと思う。

ちょうど、夏休みに、学校主催のオーストラリア研修旅行で、ホームスティをした時に、スーパーに連れて行ってもらって、初めて現地紙幣を使って、お菓子を買ったらしい。その時に、レシートをみて驚いたのは、消費税(TAX)がかかっていなかったことに驚いていた。

ホストシスターにいろいろと聞いてみたけれど、現金はもちろん、キャッシュ決済、スマホ決済、それと独自のカードらしきものがあることを聞いて帰国した。独自カードについては、また調べることにしよう。(アメリカだと昔は小切手で払ったのを特定日に確認して精算というのはあったという記憶はある)

そして、ここからが本題になる。

「ママ、台風15号で大規模停電なのに、今日本はキャッシュレス決済を進めようとしてるけど、停電なのに機械が動かないよね?」

そうです、その通りで、銀行のATMすら動かなくことがあるのに、キャッシュレス決済は、停電すれば使えないということになりますよね?カード払いにしても、読み取りができなければ、意味がない。

ということは、現金はある程度持っておかないと、いざという時に困るというわけです。

ちなみに、我が家が去年の台風21号で被害を受けた時、最高5日間停電が続きました。いつも利用している銀行に、お金をおろしたいと思って、ATMコーナーに行くと、全て使えない。停電しているからで、窓口業務も、機能していないので、開店休業。

それなのに、道を隔てた喫茶店などは、電気の配線が違ったおかげで、営業している。大事な機関が開店できないということで、苦情がきて、翌日復旧はしていましたが、電気がないという生活は、いかに不便かということと、「なんで使わせてほしいところが使えないの?」という不満を生み出しました。

今回の台風15号は、すでにスマホ決済などのキャッシュレス決済がスタートはしていましたが、一部の人から「災害が多い日本では、キャッシュレス決済で全て済ませるのは、ハイリスクなのではないか?」という疑問の声はでいます。

電気がないと読み取れず、支払い作業ができないとなると、確かにダメダメ決済になるわけですよね。海外がキャッシュレス決済が進むのは、日本よりまだ災害が少ないから普及しやすいのではないのかと、私は考えています。

結果としては、日本の場合は「現金が最強!」で、キャッシュレス決済は「いざというときの為の決済や高額商品を買う時の決済」にと使う方が安全なのかもしれませんね。

娘は結局どういう小論文を出したかは読んでいませんが、過去にお金の授業ということで、某国の機関が出前授業をしてくださいました。もう、必須科目として「お金の勉強」を徐々に教えていくことが大切かもしれません。

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