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ダークファンタジーが不動の人気である理由を考えてみた

漫画ヲタクである4●歳の私だが、気がつけば恋愛ものよりダークファンタジーものが多い。文字の本にしてもダークファンタージではないけれども、横溝正史やそのほかの推理でもダークな部分が入ったものを読むことが多い。

レンタルで本を借りるとしても「東京喰人(とうきょうぐーる)」「黒執事」「心霊探偵八雲」などを借りることが最近は多いのではと振り返る。


「鋼の錬金術師」なんて、ダークファンタジーの代表格で、死んだ母親を蘇らせようと「人体錬成」を行なったがために、体の一部と弟の体全部を持って行かれるということから、どんどん深みにはまっていく。

最終的には「人体錬成」をした時に得た力を捨てることで、最終的にはハッピーエンドに終わっている。ダークファンタジーといっても、途中はえげつないことがあっても、最終的には読者が納得のいく終わり方をしている。

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なぜ、ダークファンタージが途切れることなく人気があるのか?
復讐劇や失ったものを取り戻すこと、体になんらかの変化が起きて何かを失うということから、物語はスタートする。

単行本の1巻で、おどろおどろしい設定があって、最終巻はどうなるのだろうとヒヤヒヤするけれど、悪しきものは必ず天罰が下り、最終的には読者が納得できる終わり方をしていると、ずっと名作として名前が残っている。

ダークな世界だけれど、悪の世界の中で「正義とは何か?」と読者に問いかけて、作者も悩みながら読者に「正義とは?」と問いかけている部分は多いにある。

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「黒執事」は悪魔が執事をして、13歳の主人の復讐が終われば、命をもらうという契約の中で動いている。

悪魔ならではのえげつなさはありながらも、本当なら契約した主人の命を早く食らってやりたいところなのに、最新刊へと続くけて読んでいると、「人間としての忠誠心」が芽生えている。

まだまだ物語は続いていて、最終的に悪魔で執事であるセバスチャンが主人として悪魔の契約をしたシエルの命を奪うかは謎だが、大逆転になるかもと期待している。

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暑いところに、ダークファンタジー論を熱く語ってしまったが、人気のある漫画やアニメで中途半端な物語はまずない。それよりも、納得がいくこととハッピーエンドで終わるものが、もう10年以上連載が続いていたり連載や放送が終わっていても、生き残っている。

半端な物語構成や、魅力的なキャラ、「正義」、これらがなければ、人間の奥底に眠るダーク面で攻めてみても名作にはなり得ないってことですな。


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