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我が家の学資論。「地道にコツコツ。そしてしなやかに」

今回のnoteが企画した「お金ライター」非常に面白いですね。
もっといい貯め方があるかもしれませんが、我が家の子どもに対する学資の考え方と実践している方法を紹介しましょう。

私は、赤ちゃんがお腹の中で生活を始めるようになってから、すぐに「無事に誕生すると、いろいろとお金は必要だから、どうするべきか?」と冷静に考えました。

浮かれていて、目先のことしか考えていない。例えば、赤ちゃんの洋服やグッズ類、自分のマタニティスタイルでしょうか?
でも、赤ちゃんがお腹にいる間か生まれてからの短い期間は、あっという間に過ぎていき、実際に赤ちゃんが産まれてからでは、お世話に追われて考える暇も出てきません。

「子どもの教育なんて興味ないわ」という方が、病院でのマタニティビクス仲間はいました。その時に「これは今のうちに、どう子どもを育てていくか? それに関するお金ってどのぐらい?」と考え始めました。

当時住んでいたところは、教育熱心な地域でしたが、結婚後に新築マンションを購入して入居待ちの状態でした。

マンションの地域のことを調べると、公立小学校・中学校が非常に荒れていることを知り、「せめて中学から私立へ通わせるか」と主人と話し合いましたが、主人は小学校から大学院まで公立一本で、学費に対して「親に面倒はかけたくない」という考えで通してきた人でした。

「私立は学費が大変なのでは?」とかなりうるさく言われたので、調べ上げて、仮での私立中学から私立大学卒業までの、学資計算をして、主人にプレゼンしました。(まるで会社のようですね)

結局は、主人も「今後どうなるかわからないから、学資をどう貯めるか考えて、実行しよう」と考えてくれるようになったので、妊娠中期以降からどう学資を貯めていくかを考えました。

まず一番簡単にできたことは、主人の会社の「財形貯蓄制度」でした。
自動的に給与から引かれていくので、家計に響かない金額設定で、財形貯蓄をスタートさせました。

もう14年間、一回も解約せずに毎月1万、ボーナス時2万で貯めていまして、学資にも自分たちの緊急費用にも運用できる金額には達しています。

学資保険は、妊娠中に様々な会社から取り寄せをして、説明を受けましたが、主人名義でかけることになりますし、年齢の問題もあって、高額になったので、あきらめました。

意外なことが発生し、無事に産まれたものの、私が「産後うつ」になり、さらに本格的なうつ病になったので、産後、落ち着いてから働きにいきたいと考えていたことが、できなくなったことでした。

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それならばどうするべきか?

地道に貯蓄でしょ!

と林修先生風になりましたが、「子どもに対して頂いたお金は、全て貯金!」という方針で、子どもの身分証明書になる健康保険証が発行されてから、ゆうちょ銀行で、子ども名義の口座開設をしました。
(現在は口座開設には顔写真付きの証明証が必要になるので、お子さん名義での口座開設は、銀行でお聞きしてからにしましょう)

出産祝い金やその他お祝い、中学卒業まで出してもらえる「子ども手当」を全て、子どもの口座に入金して、ある程度の金額、例えば、100万円に達した時に、定期貯金に入金して、長期で預けて自動継続にしました。

当時は、0.2%と高金利だったのですが、リーマンショック以降は一気に金利も落ちましたよね?
定期貯金に移そうとしても、5年ものでも0.02%ですから、今の運用としては、普通預金(普通貯金)に眠らせるしかないでしょう。

高金利時代に預けた貯金は解約せずに残していますが、中学受験の準備期間中が、どんと費用がかかりました。
「このぐらいの金額は必要だよね」と塾に関する費用も計算はしていましたが、私が調べた時と実際に通わせてからの費用に、誤差が出て、どう立て直すかが問題になりました。

結局は、主人がすっかり忘れていた口座にお金が入っていたことがわかり、精神的に追い込まれそうになりましたが、心の余裕ができました。

心の余裕とお金の余裕がないと、中学受験の準備は長期戦ですので、辛くなってしまいます。

その後、家計の見直しをして、カットできる部分や節約料理で、食費を抑えるようにして、自分がイライラしないように、楽しんで貯蓄をする考え方を持つようにもしました。

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中学合格後、さらなる費用が発生して、顔がひきつるばかり。
海外留学制度もあるとわかり、子どもが「私、いきたい!」となった時のことを考えなければいけません。

貯金のみでコツコツとやっていくというのも難しいと気づき、「投資信託」「積立NISA」「単元未満株」の運用を始めました。

自分自身の体調も、落ち着き始めて働くようになったので、「運用も一つの学資確保の道」として、取り入れることにしました。

投資信託やNISAは、毎月引かれていく金額など設定を決めておく必要がありますし、働けなくなれば、家計から出す必要が出てきます。
どこで運用開始しようか考えて、ネット証券で運用を始め、単元未満株(ミニ株など呼び方は違います)も、自分の持ち金で買える銘柄を購入したり、売却をして、地道に貯めています。

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国や祝いでもらえるお金だけを貯蓄として貯めておくだけでは、今の時代、一切増えるわけではありません。

私も、低金利時代がずっと続くとは思っていなかったので、子どもがこの世に出てくるまで考えていたマネープランとは外れてきます。

今度は、高校と大学進学が控えていますので、また出費がかさむのは当然ですよね。
子どもだって、ひとりの人間ですから、「こういうことにチャレンジしたい」と思いもかけない高額出費の話を持ってくることがあります。

その話が、高いものであっても、子どもにとってかなり有益なものになるのであれば、出す必要はあるでしょう。
しかし、「親のお金で全ていろいろとする」という考え方をもつというのは、問題はあります。

そこで、お金の使い方を教える為に、「貯金をすること」と「小遣い帳をつけること」はさせています。最近では、国も「お金に対する教育」を取り入れることを認めていて、ちょうど入学した学校で、証券会社の出前授業を受けることができると知り、興味を持ってもらえればいいですね。

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長々と書きましたが、今の資金運用と貯め方は、ようやく固定できてきた方法です。

実は、国債で大失敗をしていて、途中解約をした為に、元本割れをしたという失敗をしています。今となっては、「勉強になった」と笑い話で終わっています。

どれが正解というのかは、まだ子どもが大学卒業まで達していないので、わかりません。ですが、日頃からアンテナを張り巡らせて、いい貯蓄方法が見つかれば、切り替えていくということです。それこそ、「地道にコツコツ」と貯め方を考えては、切り替えていったり、置いておくということは大切です。

まだまだ、我が子がどう成長し、どういう道を歩くかはわかりませんが、親としてできる限りのことで支えてあげていきます。

【おまけ】
仕事の関係で、フィナンシャルプランナー3級を、先日受験して、結果待ちです。勉強しながら学資の工面について、考えさせられました。

もっと知識を深めるために、2級は是非取りたいと3級の合否通知を待って、そして、新たに2級を取るよう頑張ります!

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