助け合いと思いやり
先週の火曜日(9月4日)、近畿圏に台風が来て、大きな被害が出ました。
我が家はというと、カーポートの屋根が1枚飛び、浄化槽の蓋が取れました。
主人の実家には被害はなく、私の実家は屋根瓦がかなり飛び、ブルーシートを被せて、修繕待ちです。
一番大変だったのは、「長期間の停電」でした。
停電して、1時間後に復旧した地域があれば、昨日(9月9日)電気が復旧した地域もあるし、まだ復旧していない地域や家もあります。
我が家では、台風後4日間停電をして、冷蔵庫のものはどんどん腐るし、電気がこないので、炊飯器は使えないし、電子レンジさえ使えませんでした。
そこで、冷蔵庫の中身で、腐っていないものは、ガスが使えたので、焼いたり湯せんして食べました。
食事よりもっと困ったのは、携帯のバッテリー関係でした。
私は、たまたま充電式のスマホバッテリーを持っていたものの、半日も持ちませんでした。
家族も全員困ったので、充電できるところをご近所さんに聞いて、イオンモールの本屋さんでの充電サービスや、違うショッピングモールの無償充電サービスを利用しました。
みんな「我先に」ということはせずに、充電ができれば、充電ができればすぐに譲っていました。
電気がこなければ、洗濯機も動かせませんよね?
そこで、稼働しているコインランドリーを探すのですが、どこも満員御礼。
でも、量が少なければということなら、「もし少なければ、うちは少ないのでご一緒に」と一緒に洗濯機を回せてもらえる方もいました。
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マンションや公団住宅では、水を建物の上に機械であげることができません。
住民が協力して、給水車の水を運んでいるところはありました。
ご高齢の方や、家庭事情でお若くてもひときりという方もいらして、情報が欲しいと困っている方はいました。
一部のSNSで、かなりお怒りの方はいましたが、叱りつける方もいれば、やさしく「そちらへお迎えに行きますよ」と温かい対応をされる方がいました。
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今回の台風は、停電が長期化して、生活にかなり困りました。
みんな同じ境遇なので、罵り合いなどは一切なく、協力して動きました。
電気が戻っていても、まだ復旧していない地域のところを見つければ、市役所に連絡をして、対応をお願いしました。
瓦など、様々なものが飛びましたが、ご近所さん同士で協力して片付けて、持ち主を探す作業もしました。
「うちが先!」「我こそが!」ということはせずに、みんな「譲り合い」の精神で動きました。
最近は、「我こそが先」という考え方はありますが、「思いやりと譲り合い」の精神は、こういう災害の時には、非常に大切です。
滅多にないことですから、人はパニック状態になりがちですが、非常時は「思いやりと譲り合い」精神は、非常に大切だと痛感しました。
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