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あがり症のわたしだって伝えたいことがある【コルクラボ】

こんばんは。みよよです。今日は少し早めに上がって昨日あった出来事と想いを書いてみる。

昨日わたしは自分の中のコルクラボ史上震える出番を果たしてきた。それは前田デザイン室とコルクラボの合同定例会で、10分間コルクラボをプレゼンするという大仕事…!!

コルクラボのみんなに帰りに「すごくよかったよ!」とか「みよは話すの上手だね」と言われる中で、お?そうなのか?話すの上手なのか?むふふと浮足立っていた。と同時に本当にそうなのかな、みんな気を使っているのかなと不安になってしまった。

というのもわたしはもともと人の前に立つのがすごく苦手だ。そして大勢の前でパフォーマンスをする前は決まって緊張する。でも昨日の10分は楽しかったし、振り返ってみて人前で立つことは苦手ではあるけど嫌いでもないと感じた。その理由をまとめてみる。

1.もともと話すことは自分の出番をつくるための手段だった

お正月、わたしが実家に帰ったとき両親は旦那さんにとある写真を誇らしげに見せてくれた。それは幼稚園の頃発表会の時にわたしがスピーチをしたときの写真だった。

「みよよちゃんは未熟児で体育ダメだったし、折り紙もおれなくて蝶結びもできなくて不器用で、あと楽器も吹けなかったの。だから運動会も発表会もなかなか活躍できなくて…でもこの時はスピーチの代表に選ばれたの。とても上手でやっとみよちゃんの良さを皆に知ってもらえたと嬉しかったの」

びっくりするくらいの親ばかぶりはおいておき、このスピーチは幼稚園の先生がわたしのためにわざわざ用意してくれた出番だった。両親の言う通り何も活躍するところがなかったわたしを不憫に思ったのか、ある時幼稚園の先生はわたしにこっそり「みよちゃん、発表会で少しお話ししない?」と1行くらいの言葉が書かれた紙を渡してくれた。

マイペースで活発というよりもおとなしくて引っ込み思案だったわたしだけど、出番が出来たことが嬉しくて、そこから毎日言葉を繰り返し話して覚えた。そんなこんなで本番が来て、ただ覚えた言葉を大きな声で発しただけだけど拍手喝采が起きた。幼稚園児が頑張ってる姿を見たら大体拍手すると思う。しかも他の保護者にとってはおとなしくて幼稚園でほぼ話さない、地味な子が堂々と話したらびっくりするだろう。けどその時のわたしはすごく嬉しかった。なにせ何も出来ないと自分で思っていたので、何かが出来ると分かったことが嬉しかったのだ。

2.人に自分の想いを伝えたいという欲求

人前で話すことはそこから何度もやったし、なんなら中高のときは演劇部だった。けれどわたしは高校で役者には向かないと悟った。なぜならもともと内向的な人間なので、本番までの日々が地獄もいいとこなのだ。実際高校の時文化祭で舞台に立ったときは1か月前から食事がのどを通らなくなった。今では信じられないけど本番までに3キロ痩せてしまったこともあった。

人から見られる、評価されてしまう…と思うと逃げたくなる。それは社会人になってからも変わらなかった。塾講師だった時の授業コンテストは練習しまくっても成果が発揮できなかったし、今の会社に入ってプレゼンの練習を最初に先輩に観てもらった時、容赦なくダメだしが続いて気づいたらほめ言葉ゼロで2時間が経っていた。

そんなわたしが話すことの出番をもらったのは今から3年前。会社のとある研修でスピーチを書くことになった。班ごとにスピーチ代表を1人選出して、代表はなんとその時の自社社長と社外のそうそうたるメンバーの前でスピーチを行う。そしてなんとわたしが班代表に選ばれた。

テーマは「もしも自分が今ある事業で起業したら社長としてどんなメッセージを社員に伝えたいのか」というもので、わたし以外のスピーチ代表は役員とか部長や社長室のひとだったりすごい人ばかりで、少し気張ってしまった。少しでもカッコイイ話をしたい…すごい人と見劣りされたくない…そんな風に練習していたわたしに同じ班のメンバーがアドバイスをしてくれた。

なんか全然みよちゃんらしさが出ていない。代表に選んだのはみよちゃんの熱意があったから。それがないスピーチをされるんだったら選出やりなおしたい

そこではっとした。わたしが今まで拍手をもらったスピーチやプレゼンって、すごく純粋なものだった。役者として舞台にたったときもお客さんがキラキラした表情をしている時って、自分が心から演じている役が大好きで、役を通して伝えたい感情があるときだった。自分をよく見せたいと思う時はことごとく失敗してたじゃないか、と。

内容が稚拙でもいい。それは仕方ないのだ、役職があるわけでも頭がめちゃめちゃいいわけでもないもん。でも自分の想いは頑張って伝えたい、自分の言葉で誰かの感情を動かしたい……!!!

そうやって自分のありったけの想いをこめて、当日にはワガママを言って有給休暇をもらって練習に励んだスピーチ。たくさんの温かいコメントをもらった。ビジネス要素はおいておき、自分の熱意で人のこころを動かせたという経験は何にも代えがたいものだった。

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今でもこの時にもらったコメントは全てとってある。

3.伝えることをコルクラボでやってみてとこれから

コルクラボのメンバーがすごいのは、何も言っていないのにそんなわたしに「人前で話すこと」の出番を用意してくれたということ。最初にコルクラボの定例会で司会をして、そこから新規メンバーの説明会の司会をした。

いつも話すときは楽しかった。なぜならコルクラボにいるときの自分がとても好きだから。

わたしは別にすごい喋りが上手なひとでない。もっというと外向的なひとでもない。営業の電話掛けるときいつも手が震えるし、会社の懇親会はとても苦手。1人でじっとしている方が好き。

そんなわたしが苦手な大勢の前に立ってコミュニケーションをとろうとするのは、好きという想いがあるからだ。内向的な人間は自分の好きとか想いとかを他のひとに伝えたい、パッションで感情を動かしたいという気持ちがあれば、人前で頑張れるのだ。わたしはスーザンケインのTEDを観てよりそう感じた。

今年はもっと人前で話してみたい。「好き」をもっと人に伝えられる機会を増やしたい。そしてそこで人の感情を動かせるように、もっとより強い好きを見つけていきたい。

ということで話す機会募集中です!(といえばあるのかな、どうやって見つけるのかな。誰か教えてほしい)

最後に汗だくのわたしを見守ってくれたコルクラボのメンバーと前田デザイン室の皆様に感謝をこめて。本当にありがとうございました。

もっとコルクラボで好きを見つけて、外に発信していきたいな。

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