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ネット広告での効果を期待できないビジネスを考察しました。

これまで、  "Google広告の奴隷からの脱却" をシリーズとして綴って参りましたが、最後に私なりのGoogle広告に適していないビジネスを考察してみたいと思います。

Google広告に限らず、ネット広告はオンライン集客には非常に強いツールであることは間違いございません。

しかしながら、我々のようにその利用の仕方を知らなかった場合、その効果は薄く、尚且つ、辛い状況に追い込まれかねないからです。

1.リピーターを増やせず、新規顧客を取り続けなくてはならないビジネス
当然、どのようなビジネスでも新規顧客は取り続けなければなりませんが、これは、我々のようにリピーターが、ほぼ居無いようなビジネスと言う意味になります。
外国人観光客を対象としたプーケットのタクシー業でしたので、リピーターと言っても毎年1~2回ご利用いただけるようなケースでは難しいという事です。

2.商品単価が安価な薄利多売のビジネス
広告費との兼ね合いから考えれば、商品単価は高いに越したことはありません。広告効果で多忙となっても差し引きで利幅がより薄くなってしまいます。

3.固定収入が得られないビジネス
これは、サブスクなり、家賃収入なり、月額の固定収入を得られるビジネスであれば、その収益の中から広告費を毎月いくらで設定できます。
商品・サービスを単価で売る従来の方法から、月額の収益を得られる構造に変えていく必要があります。

4.販売手段の少ないビジネス
商品を売る場所を、複数のチャネルで展開できるビジネスであるか?という意味です。実店舗、仮想店舗、通販サイト等々でも展開できるビジネスが望ましいと考えています。

以上の4選に当てはまるのが、我々、外国人観光客を対象としたプーケットのタクシー業でした。

少なくとも、34については改善の余地はあったのでは無いかと反省しています。ドライバーに登録会費制を導入する、タクシー料金をチケット販売する等、今思えば考えられることは沢山ありました。

また、2に関しては、そもそもプーケットのタクシー料金は安価とは言えませんが、我々の場合、タクシー料金に対しコミッションを利益としていた構造でしたので、3を改善することで、2も改善できたように思えます。

1に関しましては、そもそもの ”誰に何を売る?” っという所から考え直さなければなりませんが、現地に住む方々のタクシー利用は、ほぼほぼ見込めませんでした。

であれば、現地でのモノの輸送や配達と言った需要を開拓する、もしくは観光以外での需要、不動産投資を目的として来島される方々へのリーチ等は必要でしたし、2020年は、これに着手する予定でもありました。

しかしながら、実現には至らず観光に紐づくタクシー業の在り方が問われる事態を迎えています。

2020年も、もうすぐ終わりを迎えますが、我々はプーケットのタクシー配車サービス事業からの撤退を検討中であり、これまで培ったノウハウを次のビジネスで発揮したいと考えています。


フォロー、スキ、サポート頂ければ幸いです。 プーケットのタクシー屋を営んでおりましたが、これまで作り上げてきたオンラインでの集客やドライバー管理等、事業を構築してきた全てを、さらけ出します。