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地中海の島国マルタの旅〜part2 薬局を求めて彷徨う、そしてバスが故障!

3日目は、ホテルのビーチに。マルタ島の海は砂浜がなく、岩か崖。ビーチも、すぐ深くなる海で、波も高い。息子と夫はシュノーケルをつけながら泳いでいましたが、娘は無理なので、デッキチェアでお休み。


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息子はジェット噴射で飛び上がるアクティビティがしたいと、ネットで調べていましたが、場所が少し遠かったので、ホテルのビーチから直接ボートで行けるパラセーリングに申し込み。

岸からみていましたが、びっくりするほど、高い所まで行くのですね。私は、タイのプーケットで一度した事がありますが、息子達のは、海岸線上の建物の上も飛ぶ、広範囲な空中散歩でした。

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娘は、体調が良くならないので、病院に連れて行こうと、ネットで島の病院検索する事に。グーグルマップの口コミも熟読。丘の上にある総合病院に行こうと決め、アクセス方法をフロントに聞くと、往診の先生をホテルのお部屋に呼んで下さるとの事。待ってるだけで、往診カバンの先生がきてくれて、とても助かりました。薬は、処方せんを手書きで書いてくれて、飲み方も教えてくれました。

今まで、子供が旅先で具合が悪くなる事は、何度もありましたが、イギリスやオーストリアといった、言葉のわかる国は、安心感がありました。全く言語がわからない国では、本当に不安でした。クロアチアなど。今回は英語が公用語で有難かったです。

無事診てもらえましたが、さて薬は、どこでもらおうか…。調剤薬局をホテルで探してもらえましたが、近所のは、全部お休み。ここなら午後開いているかも。と3キロ位離れた薬局を教えてもらう。娘は男子組に託し、バスで行こうとしましたが、なかなか来ないので、途中まで海岸線をテクテク歩いてみる。入り組んだ入り江が続く、変わった景色でした。

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入り江を2つ超えた先をみると、どこも急な登り坂。さすがに辛くなってきて、その辺りのバス停を探したが見つからず、聞いて回る。ようやくバスに乗って、その薬局のそばで降りて、住所から探すと、今日に限って休み…。悔しいので、良さそうな建物を写真に撮り、バスで戻りました。

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手持ちの薬でなんとかして、夕方に、さっきのバスに乗って、首都のバレッタまで、私だけ、薬局がないか見に行く事にしました。娘は夫に任せ、バレッタ方面のバスに。バレッタ対岸のスリマ地区から船に乗り継ぎます。船からの絶景を横目に、旧市街へ。開いている薬局が見つけられず、路線バスで、とぼとぼ帰りました。

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路線バスに乗っていたら、陸橋の上で、異音がして、急にエンジン停止。どうやら故障したようで、運転手のおじさんが無線で電話しているが、全然言葉がわからず。英語とも、イタリア語とも違う感じ。マルタ語でした。全くわからないので、様子もわからず。車内放送も、録音版は英語でしたが、おじさんの生のアナウンスは、マルタ語。何人かは諦めて、陸橋の上で危ないのに、徒歩で下車。

状況がわからず、周りに聞いてみる。「助けのバスを待つしかない」との話。マルタ語は後で調べたら、アラビア語とイタリア語シチリア方言のハイブリットと書いてありました。分かる気が全くしない訳でした。

しばらくして、ヘルプのバスが到着。本来のルートじゃない所を通りますと。携帯のGPSで常に現在地を確認しつつ、ドキドキしながら、ようやくホテルのそばで下ろしてもらう。

このバスの一件で、英語が公用語なのは、観光向けな所で、ローカルなバスなどはマルタ語だと思い知ったのでした。その夜、W杯の中継を見てましたが、試合はBBCの放送をそのまま使っているので、解説も英語。でも、試合後のスタジオトークはマルタ語。公用語が2つって、こんな形なのですね。数日の観光なら良いけれど、長く生活するには、マルタ語がわからないと辛いと思いました。

結局、薬局は翌日朝に。日本の薬局は、サービス満点で、液体の薬を、小さい目盛り付きのプラスティックの瓶に、使う量だけ、いれてくれますが、こちらでは(ドイツでもそうですが)、一瓶丸ごと、買う形。
500mlのが1瓶36ユーロです…みたいな。計量も自分なので、薬局でよーく聞く。自分で、毎回、1回30滴を2種類量るとの事、やれやれ。

男子組は、夜に、日本対ベルギーの試合を見に、大型スクリーンのあるビーチバーに。夫の話によると、横にはベルギー人も飲んでいたそう。(ちなみに息子と下戸な夫は、いつもトロピカルなジュースかコーラ)接戦の末、決勝点と思われたゴールに、息子は、ベルギー人を後目に歓喜のポーズ。その後にベルギーがまさかのゴール。ベルギー人、相当喜んでいたと言っていました。サッカーW杯の対戦相手の国の人と一緒に、試合を見て、思い出に残ったと思います。 part3、コミノ島のブルーラグーンと、乳白色のバレッタ旧市街編に続く…

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