経済人モデルと経営人モデルがごっちゃになる…。分かりやすいイメージを考えたら理解できた!

中小企業診断士の科目のうち、「企業経営理論」に出てくる「経済人モデル」と「経営人モデル」ですが、どっちがどっちかごっちゃになりませんか?今回の記事では、私がどう覚えたかをイメージベースでお伝えしたいと思います。

「経済人モデル」とは

 人間は情報を十分にもっており、完全な合理性のもと利益の最大化ををはかるというモデル。

「経営人モデル」とは

 人間の情報収集能力には限界があり、制約された合理性のもと満足できる範囲の選択を行なうというモデル。

「経済人モデル」と「経営人モデル」の違いの覚え方

 僕のイメージでは、経済人モデルは学者、経営人モデルはそのまま企業の社長(または経営の立場の人)です。学者は完璧な理論を追求するために完全な合理性のもと実験を繰り返していきます。時間が迫っていようが予算がなくなっていようが、ほこりの入った試験管で行った実験の結果は破棄します。一方で社長は、もちろん合理的ではありますが、そのときどきの状況で可能な範囲でより良い選択を行ないます。限られた時間、限られた予算のなかで最善を尽くします。ここで、この内容が実際学者や社長に当てはまるのかどうかはどうでも良いです。実際はいい加減な教授もいますし、超合理的な社長もいるでしょう。今重要なのは経済人モデルと経営人モデルを自分が混同しないようにすることです。正確には間違っていようが、イメージさえ持つことができれば今後この二つを混同することはありません!

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