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フィリピン1日目前編

途中で止まってしまった酔いどれ日記。自分の飲酒日記は世の中のアル中のための貴重な資料として残すためにも書かねばと思って再回することにした。まずは2月にフィリピンに語学留学に行った話から。これを書いているのは2014年9月9日だが、2月10日まで遡って書く事にする。
その日は朝から気分はルンルン気分であった。なんと言っても13年ぶりの海外旅行。気分はハイだ。荷物をリュックに詰めてまずは地下鉄に乗って天王寺駅に向かう。天王寺からはJR阪和線の関空快速で約一時間で関西空港。地下鉄からJRに乗り換える前に車内で飲むビールを確保する。車窓からの眺めを眺めながら飲む酒は美味い。20分ほどホームでビールを飲みながら電車を待っていると、まもなく関空快速はやってきた。
今回は初めてジェットスター航空と言う格安航空会社、いわゆるLCCって奴に乗っての空の旅だ。ジェットスター航空はオーストラリアのメルボルンに本社があって、日本では東京と関空から各国、各都市を結んでいる。LCCは何と言ってもその低料金が魅力で、機内食やドリンクサービスなどの各種機内サービスは全て有料だ。まあ、15年前のチベットに行ったときのJALの正規運賃で乗ったサービスは期待せず、13年前のエアインディアのような異国情緒をあじわう様な旅でもないのでエアチケットは単純に価格で決めてしまった。予約したのはいつだったか???キャンペーン価格が関空~マニラ往復が28,450円と国内旅行よりも安かったので即決してしまった。ところがその後、セブパシフィック航空が14,500円という驚愕の価格のチケットを売り出したのには愕然とした。とにもかくにも乗りかかった船からは下りられない。
関西空港に着いたのはチェックインの2時間前だった。適当に関西空港を探検しながら時間を潰そうと思っていた。出発は16時45分。とりあえず第一ターミナルのネットカフェでメールのチェックやFacebookのチェックをした。料金は30分で100円だったかな?13年前のエアインディアの4時間の遅刻に比べたらどうって言うことはない。ネットカフェでネットをやったり、喫煙コーナーで関西空港の中のローソンで買った淡麗グリーンラベルを飲みながらタバコを吸ったりしていると間もなくチェックインの時間になった。
チェックインは出発の2時間前なのでまだ時間はあったのだが、私はとっとと出国手続きをして登場ゲートに向かった。搭乗ゲートは第一ターミナル北ウィング3番。ゲート近くの待合ロビーについてみると人影は外人さんが一人本を読んでいる他は乗客の姿はなく閑散としていた。とりあえず自販機で買ったチューハイを飲みながらテレビを観つつ友達に電話などをしているとようやく搭乗時間になった。
座席は14Fだったので窓からの景色を眺められたのだが、離陸の際の綺麗なサンセットは見ることができたのだが、後は漆黒の闇の中。4時間の飛行時間はやはり暇だった。こんなことなら文庫本の一冊や二冊は持ってきたのに・・・と思ったがもう遅い。初めて乗ったLCCの乗り心地は可もなく不可もなくで、ちょっと贅沢を言わせてもらうなら座席にもうちょっと余裕があればいいのだが贅沢はいえない。
初めての海外旅行でチベットに行った時は朝からビールを飲んで、羽田空港でまたビールのジョッキを飲んで更にJALの機内でワインのプチボトルを2本あけたので気が付いたら上海に着いていたのだが、今回は、機内サービスはすべて有料である。空港や機内で飲む酒はなんでこんなに高いのか疑問が残ったし、いらないお金は使いたくなかったので素面でマニラまで我慢した。

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