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憧れの蘇(2020/03/08の日記)

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蘇を作った。

一番蘇が話題になっていた時期から1ヶ月ほど乗り遅れている感じがすると思うが、安心して欲しい。これは約1ヶ月前の日記だ。

蘇、といえば、中学生の時の社会の資料集で「平安時代の食事を再現した写真」を見た時から気になっていた。まさか家庭で作ることができるとは思わなかったが、食べれるものなら食べてみたいとずっと思っていた。作り方がネット上に溢れているこのタイミングに、ささやかな夢を叶えるのも一興だ。

思い立ったが吉日、さっそく2ℓの牛乳を買ってきた。今回はこの牛乳をフライパンで熱し、水分を取っていく。焦げ付かないよう、常に混ぜなくてはいけない。膨大な時間がかかるので母と交代で混ぜることにした。

ずっと熱していくと、だんだんと牛乳の色が濃くなっていく気がする。味も濃くなっていっていたようだが、私には分からなかった。段々とトロミがついた所で、粗熱を取り、ラップで包む。これを冷蔵庫で冷やして保存、と作り方は非常にシンプルだ。


食べる時はオーブンで焼いて、蜂蜜をかけると美味しい。

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一口食べてから写真を撮ったので一番左の蘇は欠けているが、私にしては美味しそうな写真が撮れた。

蘇自体は非常に素朴な味なので、甘くしたり塩気をプラスする方が食べやすい。オーブンで焼くことで、外はサクサク中はとろーりな食感となる。美味しいが、私はチーズの方が好きかもしれない。とはいえ、夢が叶ったので感慨深い気持ちにはなった。


蘇に限らず、時間のかかる料理は気分転換になっていい。家でできる楽しい娯楽の一つだと思う。