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親だから逃げられない、逃げられないと思うからつらい 1

あなたが親で、更にちょっと育てにくい子を持つ親なら毎日の子育てがしんどいなあと思っているのではないでしょうか。
周りを見渡せば自分の子と同じくらいの歳の子がおとなしく座ってられる場面に、自分の子は落ち着ついて座ってられないとか、ちょこまかしてて落ち着かず注意しても全くいう事は聞かない、こっちだってつらいのに他人はなぜいうことを聞かせられないんだ?と言わんばかりの迷惑そうな視線を送ってくる・・・はたまたちょっとしたことで信じられないくらいのギャン泣きが延々と続き、この子どこかおかしいのではないか・・・とつい思ってしまう・・・子育てつらい・・こんなにつらいもんなのか?
色にこだわる、肌触りにこだわる、音にこだわる、匂いにこだわる、物にこだわる・・・・これはうちの息子と、今まで見てきた発達障害のある子たちの一部の特徴ですが(もちろん個々の性格があるのですべて発達障害の特徴ということではないですよ)こだわると言っても尋常じゃないくらいのこだわりを見せてくれる子もいますよね。
うちの場合音と匂いはこだわるというよりも本人の我慢のできない高い音や話し声、いくつかの特徴的な匂い、暗闇からの強い光などに耐えられないことでした。ここは匂いがやだとか気持ちが悪いとか、眩しくて目が見えなくなるからここは嫌だとか・・・ あとは買ってきたシャツの感触が耐えられなくて嫌。彼が着てくれるような質ものもを探すのも一苦労でした。
それらが日常で頻繁に起こって、尚且つその特徴のせいで一連の流れが中断してしまう時、子供に悪いとは思いつつ強い口調で話したり、怒鳴ったり、手が出ることもあるかも知れません。まさに私がそうだったので。
何となくですが、発達障害を持っている子は、落ち着きがないとか、抜けてたり忘れっぽい性格、整理整頓ができなかったりという特徴がある子も多くいるのですが、人間の五感や他の人には感じ取れないものをキャッチする能力が普通よりも強く、中には長けている子が多い気がします。
私は子供が二人いるのですが、長男が発達障害を持っています。
下の子のお友達でも何人か発達障害を持っているお子さんがいるのですが、小さい時に一緒に遊びながらも行動を何気なく観察していると、他の子が気づかない些細なことに疑問を持ったり感じ取ったりするので面白いなあと思っていました。
今は他人の子をゆっくり観察するまでに至りましたが、自分のこの子育て中、はっきり言って泣いたり騒いだりしなかったことなんてなかったです。
もちろん、私が、です。息子もですけどね・・・・
責任あるから逃げられない、逃げられないと思うからつらい。
そんな親である私が経験したことが少しでも誰かの知りたいことにつながればと思っています。

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