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ゆるりと振り返る海外就職 Day12〜雑談こそカギ!?〜

こんにちは!
寒くて朝起きられない日が続いていましたが、無理矢理にでも布団から出ることで、なんとか二度寝を回避している、ぺくです。

日本の秋・冬はじつに3年ぶり。
こんなに寒くて朝が起きづらいとは・・・と思う日々です(笑)。
二度寝ってそのときは幸せなのですが、後からの疲労感のようなものが取れなかったりするので、やはり一発で起きるに越したことはないですね・・・!

さて、そんな私がゆるりと海外生活を振り返る「ゆるりと振り返る海外就職」。
今週も更新します!

テーマは「雑談」。
海外に出て、意外な発見や気づきが多かったのは、ローカルスタッフの方との雑談だった気がします。

「なぜ日本は残業が多いのか(逆に、なぜみんな定時で帰れるのか)」
「上司の言うことは絶対なのか」
「なぜ自分の意見をはっきりと貫き通せるのか」

などなど・・・いろいろなことが気になるタイプなので、事あるごとに質問していました。
そこから、「そんな考え方もできるのか〜!」と視野が広がるきっかけをたくさんもらった気がしています。

意外とカギになる仕事中の雑談

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仕事中の雑談は、度が過ぎると良くないとは思いますが、時間があるときは積極的にしておくと良いかなぁと私は思います。

先程挙げたような質問であれば、割とベトナムならベトナム、フィリピンならフィリピン・・・の考え方を知れるというのもありますが、もう少しプライベート寄りの雑談になると、そのスタッフさんの家庭の状況などを知るきっかけにもなるからです。
そして、これが意外と仕事を割り振るときに役立ったりするんです・・・!

私が所属していたチームは、メンバーのほぼ全員がワーキングマザー。
通常の定時である9時〜17時半ではなく、8時半〜17時で勤務している人もいたり、どうしても定時で上がらなきゃいけなかったり・・・みなさんそれぞれ事情がありました。

私の仕事は、日本人のお客様から航空券やツアーの依頼をいただき、それをベトナム人スタッフの方に英語で手配をお願いしながら、進めていく仕事。
チームのベトナム人スタッフの方が帰ってしまうと、手配の仕事は進まなくなるので、定時までにいかに上手く仕事を割り振って進めていくかが勝負でした。

最初はこの「仕事の割り振り」がかなり難しかったです。
というのも、スタッフの方一人ひとりの家の事情を知らないため、残業ができない方に定時間際に仕事をお願いしてしまって、急ぐあまりにミスが続いたり、それを他のスタッフの方がカバーするので、チーム内の空気がピリピリ・・・。

そこで役に立ったのが、仕事中の雑談でした。
休日の話、家族の話、お子さんの話・・・スタッフの方々が話してくれることにきちんと耳を傾けていくと、情報がたっぷり。
お迎えのこと、お子さんの習い事のこと、ご主人の勤務体系のこと・・・そこから自然と、それぞれのスタッフさんの事情が垣間見えてきました。

・Aさん:8時半〜17時勤務、お迎えがあるため残業は絶対不可
・Bさん:8時半〜17時勤務、ご主人が家にいる日は残業できる
・Cさん:9時〜17時半勤務、制約はないが定時帰りを希望
・Dさん(リーダー):9時〜17時半勤務、基本は残業できる
・Eさん(マネージャー):9時〜17時半勤務、残業は可能だが、木曜日のみお子さんの習い事で18時には退社

これが分かれば、夕方ごろに忙しくなってきた場合、Bさんに事前に少しだけ残業できそうかを確認することもできるし、全員定時で帰宅してしまって、どうしてもお願いしたいことがあるとき、Eさんに「18時までには終われそうだから、お迎え前にあと1つだけお願いできませんか?」というお願いの仕方もできます。

至極当たり前のことですが、「あなたの事情をちゃんと知っているよ〜」とか「覚えているよ〜」というコミュニケーションが日頃から取れれば、1回ぐらいの多少無理なお願いは、嫌な顔をせずに引き受けてくれたりします。
それに、そういう風なコミュニケーションの取り方を続けていると、自分から「今日は残業できるから、何かあったら言ってね!」と言ってくれるようになったスタッフさんもいました。

また、日本だとプライベートなことは聞きづらい雰囲気もあるかもしれませんが、家庭の事情をある程度把握しておくことが仕事を進める上で大事だったりもするのかなぁと私は思います。
*以前取材をさせていただいた方にも、「意外とプライベートなこと知っておくのが大事!」とお話されていた方がいらっしゃり、そこに激しく共感した記憶があります。

滅多にしないようなミスを連発しているとき、「どうしたんだろう?」とよく聞いてみると、朝からお子さんのことが気になっていて・・・とか、そんなこともあります。

日々の雑談から、仕事以外の面での小さな変化も逃さないようにしておくことが、協力しながら仕事を進めていく上で必要だったなぁと、振り返って思います。

おわりに

日本にいた頃、残業が当たり前の環境で勤務してきて、周りは男性がほとんどだったので、こんなことを考える機会は正直ありませんでした。
よって、今日お話したことは当たり前のことなのに、私が初めて経験したことなのかもしれません。

ちなみに、これでも結構きちんと雑談も楽しんでいたと思っていましたが、会社を退職する間際にベトナム人スタッフの方から言われたことが、「もっといろいろ話したかったよ〜! 日本人スタッフは真面目で勤勉だからか、あまり雑談とかしないからね・・・」でした(苦笑)。

仕事がきちんとできることも大事ですが、日頃の人間関係で仕事が進んでいくことがあるのも事実。
雑談でも、仕事の中での会話でも、小さなことを見落とさず、ひとつひとつ大切にしていくことが、仕事を上手く進めるカギ!
そんな風に思っています。

少しでも参考になっていたら、嬉しいです。
それでは、また来週〜!!


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