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7回目の受験でようやく公認会計士短答式試験に合格した話

どうも、アナキンです。

twitterでも報告させていただきましたが、ようやく公認会計士短答式試験に合格することができました。リアルでもネットでも、応援いただいた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいであると同時に、ようやくいい報告ができて安堵の気持ちでございます。

本当にありがとうございます。


短答式試験総括

私の会計士試験の受験歴なのですが、10年以上前の大学生時代に1度受験を経験して、そこから社会人になってからはしばらく仕事に専念して、その仕事よりも会計士を再び目指したい気持ちが強くなり、3年前から再挑戦をしてから6回短答式試験を受験しました。通算7回目の受験で合格となり、嬉しさよりも、この長いトンネルの終わりが見えかけてきたことによる安堵感が強いです。短答式の合格も嬉しいのですが、すぐに8月の論文式試験が控えておりますので、またすぐに山籠りをして勉強三昧修行に取り掛かる所存です。


短答式試験直後のことは以下のnoteにまとめております。こちらもご参照ください。

お気持ちの表明はこのくらいにして、簡単ではありますが、短答式試験の総括をまとめておきます。

当初340点と自己採点しましたが、管理会計の問題1が正解なしとなり全員に5点加点とりますので345点の得点率69%となりました。以下は公表されている回答です。

具体的な得点ですが、企業が80点、管理が51点、監査が70点、財務が144点という結果でした。

私の短答の戦略は企業監査で合計して7割の140点、財務で7〜8割の150点、管理は40点以上を安定して取るというものでした。財務はもう少し稼ぎたかったというのが本音ですが、企業監査で予定より10点多く確保でき、管理も足を引っ張らない水準をなんとか守り抜くことができました。周りの人やtwitterなどの答練模試の成績優秀者をみると、私以上に得点している人もいましたが(私の短答答練の成績はだいたい上位10%〜5%の間)、無理にこれ以上の成績を目指すのではなく、どんな問題が来てもこの成績を安定させることに重点を置いて勉強してきました。

本当のトップの成績を目指す場合はどうしても細かいところも押さえていかなければいけませんが、そこはギャンブルせず、とにかく基本や頻出論点の精度を80%から90%へ、90%から95%へ、95%から99%へ、という感じで、基本問題の精度をとにかく高める勉強方法に固執しました。

それと2020年の反省を大いに踏まえて、財務管理の計算力が本番に向けて下がらないように、直前期に計算問題を再度テコ入れしたこともよかったかもしれません。前のnoteでも書きましたが、直前期に緊急事態宣言で勉強場所難民になったり、祖母の葬儀でバタバタしてしまい、勉強のリズムが大きく崩れてしまいましたが今までの貯金でなんとか逃げ切れた感があります。

過去の反省については以下の通りです。今回の私の記事よりも示唆が多いかもしれませんので、短答受ける方はご一読ください。

結果として、ほぼ狙った通りの数字が出せたので、戦略通りに上手くいったので安心しました。私の傾向は答練や模試の方が成績が良く、本番に弱いというものでしたので、いかに答練模試時の成績を本番でも出すか、というところに注力した戦略でもあります。

正直2020年度も答練模試の成績通りならば、2019年12月短答で合格できた自信があります。ですが、当時の私は今よりは好不調の並が激しかったこともあり、特に計算のリスクが高かったです。それをとにかく安定させる。偏差値60以上で安定させることを至上命題として、この1年取り組んで参りました。

具体的に何をやったのか、詳細は8月論文が終わったらnoteに記載しようと思いますが、備忘録として簡単にここにも記載します。


企業

前述の通り、企業と監査で合計して140点以上の7割を取る。これは合計した得点を目標にしていました。企業も監査も難易度次第では1科目で7割とることが厳しい回もあります。難易度は優しくても苦手な内容が出題されれば点数は落ち込みます。ですので、仮に企業でこけても監査で取ればいい、という意識を強くもっていました。ですので、重視したのは特にABランクレベルの知識を正確にすることでした。

とにかくテキストの読み込みと、図表を使った暗記で基本レベルをガチガチに固めました。


管理

とにかく難易度が高いので、これは足切り水準になる40点かつ下位3分の1に入らないことを至上命題としていました。そのためにはとにかく理論をガチガチに固めること。近年の出題傾向ならば理論をとにかく固めることが優先ですね。その上で計算も各範囲でAランクレベルの問題の精度を上げることでした。2020年8月短答は急に優しい出題になりましたので、簡単な問題を確実に落とす力がないと、致命傷になります。今回は例年通り難易度は高い問題でしたが、その場合でも簡単な問題で点数を守れないと厳しいです。簡単な問題で点数を確保できていない状況で高難易度の問題を解くときは、正直緊張感が凄まじいです。簡単な問題で点数を確保してから高難易度の問題に取り組む、という順番も本番の試験を受ける上で大事なテクニックかもしれません。精神の安定感は点数に直結します。


監査

これは企業を同じです笑。とにかく企業と合わせて7割。勉強方法もテキスト読み込みばっかりやってましたね。


財務

私は財務が一番強いので、ここで稼ぐことにしていました。目標は7割以上できれば8割。ですが、今回は理論が思ったよりも稼げず、最低ラインに近い144点でした。ここでは計算で大きく稼ぐ戦略です。今回も計算が96点と8割確保できたので、計算は予定通りの得点でしたね。理論で48点というのは、少々やらかしてしまいました。財務の計算に関しては、高難易度の問題も解答するコツがあるのですが、あまり高難易度の問題まで射程に入れるのはおすすめはしませんが、他の科目よりも高難易度の問題を解答できる確率は高いので、財務に自信がある人は難しい問題にも対応できるように準備するのもありかもしれません。

以上が各科目の簡単な解説になります。当然ですが、各科目だけで語ることは山のようにありますが、詳細については論文式試験が終わった段階でまとめようと思います。


ではまた、8月の論文式試験が終わった頃にまた会いましょう。

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