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土の味のご飯

またまた大変だ。私が、食費を預かって6月から料理を作りだすようになったが、父親の相変わらず買い物好きは変わらず、冷蔵庫がいっぱいになってきた。

母親を去年から介護保険の認定を受けさせて、デイサービスに行くようにさせたが、今年の2月にやっと認定が降り、要介護2というのが降りた。

私の見立てでは母親は要支援2くらいで、父親は要介護1くらいではないかと思っており、今は母親よりむしろ父親の認知症の進行を疑って来ており、昨日も突如、ゴボウの皮に栄養があるといって、悪抜きもせずゴボウの皮がついた米を3合くらい炊いたので、さすがに土の味がするようなご飯がマズくて食べられなかった。

介護保険なんか使わないと言っていた父親も、母親が楽しそうにデイサービスに行っているので、「介護保険を使ってもいいなあ」と思い出しているようだ。

今利用している居宅は、私が包括支援センターで働いていた時に協力してくれた居宅で、母親が今喜んで行っているデイサービスも、実はお試し利用でこことここと指名した所で、行き出したはいいが来ている利用者が嫌で辞めると言い出したので、何とか母親に合いそうな別の良さげなデイサービスを指名し、そこが気に入り、12月から週2回行く事になった。

私から言えば、反発するので、その居宅に父親の介護保険認定申請をしてもらった。父親から「今回、ワシも介護保険申請してもらうことにしたわ」と母親モニタリングで居宅のケアマネジャーが訪問して来た日にそう私に言った。

私は「そうか」と答えていたが、私から居宅にLINEで父親の介護保険の申請をお願いしますと頼んでいたのだ。

考えたら、別の地域に住んでいた独居の父親の兄、私にとっては叔父に当たるのだが、前の職場の同僚だった包括支援センターの職員に介護保険の申請をした所、なかなか介護サービスを利用しないので、私の職場や、自宅に電話がかかってきて辟易した事があった。

おかげで介護保険サービスを利用せず、結局孤独死してしまった。お試しで素晴らしいデイサービスを紹介した。そこのデイサービスは、喫茶店、スロット代、麻雀台、カラオケルーム、泳げるくらい広い浴槽、中庭には犬飼っていて、食事はバイキング形式になっているという所だ。私も、まさかそんなデイサービスを断るとは、逆に匙を投げてしまった。

介護サービスを利用しなかったおかげで、死後2ヶ月ほど放置され、ゴミ屋敷状態の家を処分ために、叔父の葬式代や室内の片付けで使いこんだ叔父の年金を、今だに私は支払い続けているのだが。

そんな叔父の弟だから、父親は大変である。またそんな父親の子供だから、私はもっと大変だともいえる。

土の味のご飯3合どうすっかなあ。母親は、一口食べて吐いたというからなあ。

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