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2/17 【逃げる、という選択肢を持つこと。の深掘り。】

先日、ご縁があり京丹後の高校生の前でお話をさせていただく機会があった。嬉しい。大学まで教員を目指していた僕は(教職課程で挫折)心のどこかで、学生に何かを伝えたいという気持ちが残っていた。素敵な機会をいただき、ありがとうございました。


その際の、僕が話したテーマは「逃げる、という選択肢を持つこと。」
自分がここ数年で経験した中で、痛感したこと。これを少しユーモアを交えながら、なるべく分かりやすく伝えようと必死に話した。

20分という限られた時間の中で、どこまで伝わったかは分からない。興味もなかったかもしれない。それでも、当時高校生だった僕が聞いておきたかったことを、自分なりに話したつもりだ。

ただ、このテーマは捉え方によって大きく結果が異なる。
逃げること、これはどちらかといえばネガティブな要素が強い。高校生の中でも、辛い部活から逃げても良いですかー?なんて声もあった。

別に、良いと思う。後悔しないのなら。ただ誤解してほしくなかったのは、ここで言う逃げるとはもう自分ではどうにもならない外圧からの逃げ。だ。

高校生で言うと、部活や受験から逃げたいという方が多かった。分かる。気持ち分かる。でも、それは自分が決めて挑んでいること。自分で選択し、自分の行動次第でどうにかなる可能性があるもの。落ちるかもしれないけど、受かるかもしれない。負けるかもしれないけど、勝てるかもしれない。別に、逃げてもいい。やり切った!と自分で納得できるなら。

外圧とは、ほぼ人間関係や環境を指す。自分を構成する周りのこと。毒親、DVパートナー、パワハラ気質な職場。相手がいるものは、自分の変化だけではどうにもならないことが大半。自分は変わっても、相手は変えられない。自分が変わって、考え方が変わって楽になるならそれでいい。でも、冗談なしに、悩み苦しんで死ぬほど追い込まれてる人が多すぎる。

逃げることで今まで積み上げてきたものが無くなる怖さ、周囲の視線や評価の下落、社会的地位の喪失など、色んなネガティブな要素が脳内を駆け巡る。それが呪縛のように自分を縛り付け、逃げられず、最悪の場合、、という結末。一番悲しく辛い、この世から逃げてしまうこと。

一瞬の勇気と、正直勢い。ぶっちゃけ、勢い。どうにもならないなら、勢いに身を任せ、その後のことは、その後に考えればいい。そりゃ、逃げたって大変なこともある。この世に天国は存在しないけど、勉強になる。人生ってこんなもんかと。一箇所に固執しているだけでは、逃げた先のことを想像する余裕もない。

逃げてみると、もしかすると、自分で人生懸けてやってみたいこと、もしくは素晴らしいパートナーや環境に出会えるかもしれない。これは自分次第。逃げた先での振る舞いと、都度学ぶ姿勢を崩さないこと。これじゃないかなと、最近は感じてる。

サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。