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見えなくなった海底を見て、生きたいと思った。


今僕は、沖縄本島よりさらに南下した黒島でこのnoteを書いている。


本当に何もない。ただそこがこの島の良さだ。

そうでなければ、せっかくの旅行中にnoteを執筆しようなんて思わない。

ここから2、3記事はこの離島巡りをして感じたことを書きたい。



昨日、シュノーケリングをやった。

僕はカナヅチだ。泳ぐのが苦手だし、嫌いだ。

でも、離島のこの海を見て流石に泳がないわけにはいかなかった。


勇気を振り絞った。

ライフジャケットに袖を通し、みんなについて行った。

他の人は、皆泳ぎが得意な人ばかりでついていくのに精一杯だった。

それでも泳いだ。カナヅチなりに泳いだ。

全力で腕をかき回した。

ニモだ。


そこにあったのは、絶景だった。

こんな澄んだ海初めて見た。

いつも苦手で避けてきたけど、これは勇気出して良かった。

って思っていたのも束の間。



完全に底が見えなくなった。

暗黒。まるで映画のように、上から太陽の光が差してくるのがはっきりと見えた。

「これライフジャケットなかったら、死んでるな。」

そう思った。1歩間違ったら溺れて死ぬ場面に出くわした。

「死にたくない。生きたい。生きたすぎる。」

直感と本能でそう思った。

あれ。でも1年前はどうだったろう。

うつで2度目の休職をして、人生に疲れてもう生きる意味がない。

いっそ死んでしまいたいと思っていたはずだ。

なのに僕は今回、生きたいと思った。

それだけでも、1年前より成長できてるんだと思った。

死にたいが、生きたいになった。

未だにうつで悩むこともある。

それでも間違いなく、あの海底を見て生きたいと思った。

本能は嘘をつかないんだと痛感した。

また何かに悩んで打ちひしがれたら、島に来よう。

そしてまたこの綺麗な景色を見てぼーっとしよう。

生きたいと思わせてくれてありがとう。海よ。






サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。