子どもの姿勢は大丈夫?子どもに今必要な体幹力!


我が子の姿勢は大丈夫ですか?今、2人に1人の親が子どもの座っている姿勢や立ち姿勢が気になる、と感じているそうです。昔の子どもの遊びといえば、公園で鬼ごっこや遊具で遊んだり河原で野球やサッカーをして遊んだりと、外で遊ぶことが一般的でしたが、今はテレビやゲーム、youtubeなどで動画を見るなど、家の中でも遊びながら楽しめる、学べることが増えてきています。

家の中での遊びや教育から、早いうちに実践的なスキルを身につけたりデジタルに強くなることで将来的にお金を稼ぐための勉強ができます。仕事でも即戦力として働けたり、子どもの頃からお金を稼ぐことができちゃう人材が増える一方で、そのために現代の子どもたちは、昔と比べて外で遊ぶ機会が減り、身体的な部分で様々な悪影響も出てきています。

その中の一つが子どもの姿勢です。子どもの姿勢はどうして崩れてきているのか、その原因は筋力不足にあります。



■子どもの筋力は低下傾向


子どもの遊び場は年々減ってきています。私たちが小さい頃は遊び場として使う事ができた公園や学校の校庭も、子どもの安全面などが考慮された環境に変わっていく中で、今では制限が設けられて使えなくなっている場所が年々増えています。そういった遊び場が少なくなっていけば当然子どもたちの運動機会は減っていきます。

運動機会が減る事で、身体を動さない時間が増えるので当然、昔と比べるとどうしても筋力は低下していきます。そして、その結果、昔と比べて下がるだけでなく、良い姿勢を保つために必要最低限の筋力も未発達になってしまう子どもが増えてきています。

■筋力不足の影響


子どもたちの運動機会が減り、筋力不足に陥ると身体にも悪影響が出てきます。その中の一つが姿勢の悪化です。
姿勢の維持には「体幹」がとても大切と言われています。「体幹」と聞くと、スポーツを行う人やアスリートなどが鍛えるためのものだと思っている方も多いと思いますが、人間が健康的に生きていくためには体幹は欠かせません。

体幹の筋力が足りないと、正しい姿勢が維持できず、腰や背中が曲がってしまう、骨盤が歪んでしまうなどが原因で腰が痛くなってしまったり、身体の調子が悪くなってしまいます。特に子どもの場合、正しい姿勢が維持できないことは集中力の低下にも繋がります。

■子どもに必要な「体幹」


体幹とは、頭と手足を除いた、肩からお尻までの身体の中心部分のことです。そして前述の通り、姿勢を維持するために必要なのは体幹です。この体幹が姿勢や身体のバランス、さらには集中力に大きく影響してきます。普段から運動機会が多く、運動が習慣になっている子どもは必要最低限の体幹が自然と身に付いていきますが、現代では体幹の筋力が未発達な子どもたちが増えてきています。

体幹は姿勢だけでなく、あらゆる動作の土台となるので、子どものうちから少しずつ強くしていくことが大切です。

■体幹を養うためには?

◆遊ぶ事で自然と身につく

そんな体幹ですが、実は子どもは特別な事をしなくても必要な体幹力をある程度作る事ができます。それが外遊びなどの運動遊びです。色んな遊びをしながら身体を動かす事で、最低限必要な体幹力は自然と身に付きます。身体を動かす事が習慣になると、どんどん身体も強くなっていきます。

◆遊び以外のトレーニング

遊び以外で補うのであればトレーニングとなります。トレーニングといっても子どもにはなかなか続かない事が多いので、日常の中に遊びながら組み込めると続きやすくなります。座る時に足を閉じてみる、電車の中で動かないように立つ、などちょっとしたタイミングで取り入れてみましょう。

便利になった現代の社会では意識的に運動のきっかけを作らないと、運動機会がどんどん減少していく世の中です。子どもの生活の中に外で遊ぶ機会を作ってあげる事が大切です。また、家の中でも座る時の姿勢を意識してみたり、ちょっとしたバランス遊びや体幹トレーニングを入れてあげる事で体幹が身に付きます。体幹を鍛えることが子どもの健やかな成長につながります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?