クラシックばかり聴いている。
最近
言葉を持たない、歌声のない音楽を聴いている。
特にクラシック。
きっかけはドビュッシー
月の光
という曲。
これまで、なにか聴く時
どうしても歌もの、自分のやっている音楽に紐付けて聴いてしまってた。
歌うことばかり考えてきたから仕方のないことだと思う。
でもそんなことも全部
忘れさせてくれるような
浄化させてくれるような
ただ音の中に
いていいよって言われてる感じ
話さなくていい
ただそこにおればいい、という距離。
心地いい。
目を閉じたら
知らない国の
まだ降りたことのない駅に着いたような
そんな景色がうかぶ。
色んな聴き方があると思う。
インストの音楽って
せっかく言葉をもたないのだから、とくにはじめて聴くときは、もはやタイトルや背景も無視してまず音だけと対峙して聴くの、とてもいいと思う。
諸々知るのはあとでもよいと思う。
タイトルにつけられたイメージや、組曲とか色々紐付いている題材に関係なく、ただ聴くことで
勝手に自由に想像できる。
そんな音楽の聴き方もおもしろいなあと思う。
色んな考え方があっていい。
現実との境目がなくなるような
まるですべてナンセンスに感じれるような
別の星で息をするような
お酒に酔ってしまって半分寝てる感じに近いような
どこか鈍くなる分、別の感覚が鋭くなって
普段見えないものが見えそうな気がする、ような感じ。
そして気づけば頭の中で
ストーリーが始まる。
現れる。
見えてくる。
言葉になる。
こういう作り方もありだ。
て
結局そう思ってしまう
作るのをすっかり忘れて聴けたらいいのに。
歌の呪いは簡単には解けない。
もっとたくさん 色んなものをきこう。
偏るなんてもったいない。
時間は限られている。
時間は限られている。
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