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✨北海道美瑛の哲学の木と不思議な想い出と✨

6~7年前のことだったかな。。
北海道に行くことになり、なぜかとてもこの木に逢いたくなって美瑛を訪れた。

名前に惹かれたのかもしれない。
深く人とふれあう時、
哲学的思考ってわたしにとって
とっても大切な要素だから。

その地に着き、
彼を抱きしめて(木だけど(・・。)ゞ)帰ろうと背中を向けた時、
大きな音を立てて葉がユサユサと揺れた。

カタカタカタカタ...なんの音なのか??
彼に語りかけられている気がした。。
「僕の子どもたちを連れて帰って。そうして命を繋いでほしい。」

地面を見るとたくさんの種が落ちていた。
羽の付いた小さな種。
いくつか拾って友人に渡した。
自分でも作り話か冗談かと思いつつ、
その時感じたことを話しながら。

ポプラの木の種ってこんな形なんだって、
帰ってから調べて知った。

それから何年か後、
この木が切られたことを知った。
それはわたしが訪れたほんの数ヵ月後のことだった。

観光客のせいで地主さんに切られたという噂だったけれど、
もともともう寿命で弱っていたらしい。
自然に倒れると農作物に被害が出てしまうのでその前に切られたという話を読んだ。

あの時聴こえた気がした彼の声は
もしかして本当に彼の命の声だったのかな。。

わたしの家には庭はなかったから、
その種を植えることはなかった。
今思えばもっと真摯にたくさんの人に配ればよかったな。。
彼の声をあまりまともに受け取らなかったことを
今となっては少し後悔している。。

わたしと同じように彼の声を聴き、
彼の命を繋いでくれた人がいますように。。

真夏の夜の夢のようになぜかふと思い出した不思議な話でした✨

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