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LEGO® SERIOUS PLAY®を体験させていただきました✨

昨夜、お世話になっている図工・美術教育のグループのイベントでLEGO® SERIOUS PLAY®を体験させていただきました✨土曜出勤(年度末なので残業もありました)の後ではありましたが、わくわくしっぱなしで、あっという間の2時間でした。

ワークショップを通して今年度の自分自身を見つめ直すことができ、深い発見があったためブログにまとめてみようと思います😊

自分を表すタワーを作る

アイスブレイクでは「自分を表すタワーを作る」というテーマで作品を作りました。LEGO® SERIOUS PLAY®では、限られた時間内で、限られたブロックを使って表現します。良い意味で制限があるからこそ思ってもみなかった組み合わせが生まれ、後々振り返ることでハッと驚くような気付きが生まれます。表現した作品を紹介してグループの方々から作品についての質問をいただく時間があるのですが、講師の先生の「質問への回答(例えば「この部品はどのような意図で使ったのですか?」など、作っている時には考えもしなかった内容)は後付けウェルカムです。後付けをするからこそ意味があります。」という言葉が印象的でした✨

私が作った「自分を表すタワー」はこちら。

私を表すタワー。ワーク開始時、セットの中にあったフィギュア(人物)のパーツの上半身が真っ先に目に入ったため、それを軸にして作りました。

もはや「タワーとは✋」とツッコミたくなる作品ではありますが、自分の思いとしては「想像や空想を膨らませるのが好き。だけど、仕事面では意外と?現実的で、地に足を付けてバシバシ回す部分もある」という姿を表したつもりです。ただ、一連のワークが終わった後に作品を振り返ってみたら「年度末で残業が続く中、頭が爆発しそうなほどフル回転している自分」を象徴しているようにも感じました😅お疲れ!自分!笑

今年度を振り返って誇りに感じたこと、うまくいかなかったこと

次に、今年度を振り返っての作品を作りました。私は「誇りに感じたこと」のほうが心が動いたため、こちらをイメージしながら表現することに。

左側にある島は「小学生との関わり」という分野で自分なりに成し遂げてきたものを表しました。そこから「保育園」という新たなフィールドに移り、手探りで時には目を回しながら(プロペラのパーツに目玉が描かれたパーツを組み合わせ、文字通り「目が回る」ようになっています)、それでも新たなフィールドで花を咲かせて成し遂げた1年間だったように感じています。

こちらが、私の今年度を表した作品です。
私はこれまで小学校や学童保育で勤務をしてきました。画面左側はこれまで築いてきた小学生たちと関わるフィールドでのキャリアを表しています。そんな私ですが、今年度からはご縁あって保育園で働かせていただいています。手探りで目を回しながらも少しずつ進んでいき、その中でやりがいを感じながら何かを成し遂げた1年間だったなぁと、作品を作る中で改めて感じました✨

同じグループの方との対話の中で「形的には不安定だけれど、色合い的には落ち着いたトーンですね」という意見をいただきました。色合いについては全く意識していなかったため、改めて作品を見てみてびっくり!確かに作品を見てみると緑系と灰色系がベースとなっており、どこか落ち着きや安定感があるように思えてきました。おむつ替えすら分からぬまま入職した保育園というフィールドですが、いつのまにか何とかなっていたのは、きっと周りの方々のたくさんの支えや、これまで様々な場数をこなし修羅場?を乗り越えてきた経験が礎になっていたからなのかも知れません。

また、「小学生との関わりのフィールドで成し遂げたもの(旗)よりも、今年度成し遂げたもの(旗)のほうが高い位置にあることには何か思いがありますか?」という質問をいただき、「おぉ、確かに!」と驚きました。個人的には「新しいフィールドに来たからリセット」ではなく、「これまで」が糧になっているからこその「今」であり、だからこそ「これまで」より高くなっていたのだろうなぁと感じました✨

このようにグループで質問をし合うことによって、自分だけでは気付けなかった観点から自分自身を内省することができました。特に図工美術教育に携わっていらっしゃる先生方からの形や色、作品のトーン、個々のパーツ、全体の調和などに関する視点からの質問は、新たな自分自身に出会う良い刺激になりました😊

この作品の中でコアとなるパーツはどれか?

次に、この作品の中でコアとなるパーツを1つ探して取り出すというワークをしました。私が選んだのはこちら。

新しいフィールドへ移った時の不安定な自分(螺旋状の部分)の中で一際輝いていたのがこのパーツ。真っ先に「これだ!」と感じました。

講師の先生の温かなメッセージを受け取り、このパーツが1年間頑張ってきた自分そのものであるような気がして、なんだか愛おしく感じました。

コアとなるパーツを使って作った「1年後見たい光景」

このコアパーツを使って「1年後見たい光景」を作りました。私は「今年度の自分」を表した時に残ったパーツたちが目に入ったため、それらを使って作ろうと思いました。先程無意識のうちに使っていたのが緑系・灰色系。その結果、手元に残っていたパーツは黄色・オレンジ・ピンクといったカラフルなもの✨「あ!これは南国だ!」と閃いた私は…

私が作った「1年後見たい光景」はこちら✨
カラフルな鳥のようなフォルムになりました✨

先程の作品とは打って変わって、鮮やかで派手な色彩になりました。あまり具象的なものを作るのはどうかとも思いましたが、頭の中には「ハイビスカスか南国の鳥にしよう」というイメージしかなかったため、このような作品に。ずっと大切にしている「小学校・学童保育・保育園といった既存の枠組みや概念からぶっ飛んで、もはや未知のものを創ったれ!」という爆発的なエネルギーが自然とこのような形になったのだろうと思います。多分これが奥底で眠る自分自身の本心なのでしょう✨

また、「この作品にフィギュア(人物)パーツを付け足すとしたら、どこに付け足しますか?」という問いを受けて表現してみることに。

迷うことなく、ここにフィギュアを乗せました!
「行け行けゴーゴー!」というイメージです!

迷うことなく「ここ!」に置きました。ポーズも「ほれ、行けぃ!」と鳥をコントロールしているイメージ。鮮やかな運命や人生をものにしたいという思いの表れなのでしょうか。グループでのやり取りの中で、改めて先程の作品や参加者の方々の作品との対照性が話題になりました。また、同じグループの方とのやり取りの中で「30代前半という年齢故なのか、周りが次々と何かを成し遂げ打ち立てていく中、自分はまだまだ何者にもなれていない」という焦りを感じており、だからこそ現状を突破するだけの勢いや鮮やかさが欲しいという私自身の弱く柔らかい思いにも出会うことができました。

以上、今回のワークで表現した作品たちの紹介でした😊 もはや単なる「ブロック」を越えた愛着が湧いてきて、崩すのが惜しいほどでした。

LEGO® SERIOUS PLAY®、学んでみたいなぁ‼️

たくさんの発見が生まれたLEGO® SERIOUS PLAY®のワークショップ。これはぜひとも学んでみたいし、実際に活用してみたいなぁと思いました。

講師の先生から、会議などの場面でLEGO® を用いることによって、暗黙のうちに生まれている様々な関係性を越えることができるというお話を伺うことができました。

「会議では、声の大きい2割の人が全体の8割喋っている」という事態が起きているという調査結果が出ているのだそう。職場内の立場や、(特に教育保育分野においてはしばしば存在する)経験の長さなどから生まれる暗黙のパワーバランス、もともとのパーソナリティなど様々な要因があるかと思いますが、全員同じLEGO® のパーツを使って平等な時間の中で表現することによって「会議中、全く何も表現できない」という事態を避けることができそうです。

また、例えば「より良い職場環境とは?」などの抽象的な概念を具現化することができるのもLEGO® の強みだということが分かりました。普段の会議では、こうした概念について直接話し合うと、前述のパワーバランスも相俟ってギスギスした感情論のぶつけ合いに陥ってしまうこともしばしば。けれどLEGO® が間にあることで「自己」や「人格」ではなく「作品」にフォーカスされるため、うまく緩衝材・媒介材となりながらも確信を共有し合えるようになります。最終的にはなんらかの方向性が定まるにせよ、そのプロセスにおいて個々の表現=思いを混ぜ込むことができ、だからこそ100%の合意形成は出来ずとも決定事項を「自分(たち)ごと」として受け止めることができるのだろうと思いました。LEGO® SERIOUS PLAY®が生まれた理論的背景とは異なりますが、社会構成主義的な観点からも面白いなぁと感じました。

「創ること」(あらかじめマニュアルやプログラムが決められたものではなく、未知のものを共創造すること)への意義に加え、そこで生まれる関係性などの意義も捉えるという双方からLEGO® SERIOUS PLAY®は面白いなぁと感じました。

今回の体験をさらに深め、実際にLEGO® SERIOUS PLAY®を仕事や実践の中に落とし込めるようになりたいなぁと思いました✨

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