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テクノロジーが進化しても幸福度が上がらない理由

食べ物に困らず、住む場所にも困らない。
車、電車、飛行機で遠くの場所へ移動することができる。
スマホで遠くの人と話をし、高性能のカメラで写真や動画を撮影して思い出を残し、知りたい情報を瞬時に得ることができる。

こんなにも恵まれているのにも関わらず、次々と新たな悩みの種が生まれ、人々の幸福度は依然として低いままなのは、なぜだろうか。
それは、そこに「思い」が存在するからではないだろうか。
そもそも存在しなければ、思いも悩みも生まれない。
世の中は、人々の購買意欲を刺激し、消費させようと、あの手この手で人々の欲望を刺激する。
たしかに国の発展のためには、経済を回して消費活動を促すことが必要なのかもしれない。
しかし、人の幸せという面から見ると、どうだろうか。
もっと欲しい。
あの人よりも幸せになりたい。
そうすると、どうしても不足に意識が向いてしまう。
自分が恵まれているかということに気付かない。
たとえ一時的な満足を得ることができても、時が経つと再び、欠乏感や虚しさだけが冗長されていく。
人と比較し、幸せか不幸かを判断する。
いつまで経っても抜け出せない、無限ループに陥る。
そこから脱出して、今すぐ幸せになるためにはどうすれば良いのか。
それは「今、自分は幸せである」ことを自覚することである。
そうすれば「無い」ものではなく、「ある」ものに注目することができる。
そして「今」というところがポイントだ。
人は過去に生きることもできなければ、未来に生きることもできない。
行動を起こせるのは「今」だけなのである。

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