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自分に対する思いやり

春はお別れの季節でもあると同時に、生活リズムが大きく変わる人も多いと思います。学校が変わったり、職場が変わったり、引っ越したり。日本だと年度も変わるので、オトナとしてやらないといけないこともいろいろ増える時期ですよね。

うまく変化に対応できていなくて、焦っていたり、自分を責めたりしている人のつぶやきもちらほら。。。

今、取っているブレネー・ブラウンのコースでは、EmpathyとSelf-Compassionについても触れられています。Empathyについては以前書きましたが、Self- Compassionとはなんでしょうか。

それは、自分に対する思いやりのこと。

人間って自分にものすごく厳しいですよね。何か間違いを冒した時「なんて馬鹿なの?」「何考えてるの?」「ありえない」とか、思わず自分を罵倒してしまう人、沢山いると思います。

ブレネーでさえも、今でも思わずやってしまうといいます。

ブレネーが提唱している「心からの生き方/Wholehearted Living」ではShameを無くすことが大きなテーマになっています。Shameって日本語に訳すと「恥」なのですが、このあたりが理解がちょっと難しいところだと思います。日本は「恥の文化」とよく言いますけど、それともちょっとニュアンスが違うような。。。少し話が逸れますが、私には日本でブレネーの教えをもっと広めて行きたいという夢がありますが、このあたりの良い訳を考えることも今後の課題です。

ブレネーは、「私って本当にバカ」などと自分を罵倒していると絶対に心を開いて生きて行くことは出来ないと説いていて、コースではそういった罵倒をいかにして減らしていくかについて話しています。

その方法の一つがSelf- Compassion、自分に対する思いやりです。

細かくセオリーを分けて説明していくことも出来ますが、一番簡単でわかりやすいコツはこれ↓

「愛する人に話しかけるのと同じように自分にも話しかける」

たったこれだけ。

例をあげましょう。あなたに中学生の娘がいたとします。複数の友達とLINEをしていて、友達Aちゃんの秘密を友達Bちゃんに話したことがバレてしまいました。Bちゃんに送ったつもりのLINEを間違えてAちゃんに送ってしまったからです。

落ち込んでいる娘に、

「あんたもバカだね!なんでそんな間違いするのさ!」

と罵倒しますか...?

きっと、多くの人は

「あちゃ〜、やらかしちゃったね。でも、これって誰でもやる間違いだよ。しっかりAちゃんに謝っておいで」

と優しく話しかけるのではないでしょうか。

鍵は、このやさしい言葉を、自分にもかけること

昨日、引っ越していったばかりの友達とメッセージしました。

友達は、4月に子供達の学校が始まるまで全然自分の時間がなく、自分のビジネスを広げていくためにやるべき事が全然できていない、とこぼします。一緒に取っているブレネーのコースも、この数週間手をつけられてないし。。。と。

ここで私は「引っ越したばっかりでいきなり全部できないよ。少しずつ動いていくものだからさ。Self-Compassion思い出して!」と返事しました。

友達はそれで「そうか、そうだよね」と思い出してくれたのですが、繰り返しますがこれを自分にもできるかどうかがキーだと思います。

私だって時々「あー今週何もできてない!」と焦ることは良くあります。「私今日1日なにやってたの?」と自分に呆れることも。そういう時に、上の友人にかけたような言葉を自分自身にかけてあげられるかどうか、が「心からの生き方」が出来る人とそうでない人との分かれ目だと思うのです。

先日の「わがままな生き方のススメ」と同じく、自分に対する思いやりも、幸せで心を開いた人生への第一歩だと、私は信じています。

何か失敗してしまった時、物事がうまく進まない時「大丈夫、大丈夫、私はできるだけのことをやってるんだから」と言ってあげることから始めませんか?

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ピアレス ゆかり

ブレネー・ブラウンの教えについてもっと知りたい方はブログ↓を見て下さいね。

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