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助けをもとめることの難しさについて

メインのブログや、ここnoteにも時々書いているが、私は「心のもろさを見せることは弱さではない」とするブレネー・ブラウンの教えに共感して、彼女の本を読んだり、コースを取ったりしている。下は、彼女を一躍有名人にしたTEDトークのビデオ。(日本語字幕可能です)

今日は、「助けを求めることについて」

日本はどうかわからないが、私の周りの人達は(特に女性)「助けること」が大好きだ。ホームレスに小銭をあげたり、またホームレスが集まるシェルターに寄付をしたり、ボランティアをしたり、家が貧乏で学用品やクリスマスプレゼントが買えない子供達のために寄付したり、暴力を振るわれて逃げてきた女性達のシェルターに寄付したり、動物愛護団体でボランティアしたり。

「助けること」は簡単なのだ。たとえ多額の寄付ができるような経済状況でなくても、ボランティアしたり、募金集めをしたりという形で助けられる。

ブレネー・ブラウンの最新書Rising Strongという本は、失敗したり、くじけたときにいかにして起き上がるかを説いた本で、書評はメインのブログに3部に分けて書いたが、中でも一番私の心に響いたのが、「助けることと、助けを求めること」に関して書かれた部分だった。

一般的に言って、人に助けを求めるのが何故そんなに難しいかというと、助けを受けるという行為に関して、無意識のうちに「恥ずかしいことである」というジャッジメントをしているから。

自分が他人を助けて「あげる」場合には、恥ずかしいことだと思わないので(むしろ「私って良い人♪」と自己満足に浸れる)簡単なのだが、自分が助けを求める際には恥を感じて、非常に難しい。

ブレネーは、このことに関して、「自分が『助けを求めること』に恥を感じないようでなければ、自分が助けている人にも無意識に恥を押しつけていて、それは本当の意味での助けではない。」と書いていて、ガーンと頭を殴られたような衝撃をうけた。

自分も含め、人を助けることが大好き、生きがい、という人は周りに沢山いる。でも、なんとしてでも他人に助けを求めない、という人から助けてもらっても、それは相手の単なる自己満足なのかもしれない。

「人に助けを求めない人を信用できない。それは自分を愛していない人が私にI love youと言ってくるのと同じだから」とブレネーも言っている。

Rising Strongでは、ブレネーの祖母にあたる女性が、時々ホームレスの人達に食事を提供していたというエピソードが載っているが、この彼女の場合は、彼女自身が他人に助けを求めることに執着がなかったからこそ、自然にできたことなのだと書かれていて、感動的な章であった。

今私は、助けが必要な時に恥ずかしいと思わずに表現できるよう努力している最中だ。これが、ものすごく勇気が要る。もう、人に弱さを見せて、助けを求めるくらいなら辞めて布団かぶって寝たいくらいw でも、自己満足の人にはなりたくないから。

というわけで、共感したら投げ銭お願いしますw

PS:今、ブレネーのオンラインコースを取っています。興味のある方がいたら一緒に受講しませんか?

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