終わりも正解もないカレーの世界

芸術講座「劇場へ行こう！」サンクト・ペテルブルク

こんにちは！キルギス在住の幸夫です！皆さんはカレーはお好きですか？私は大好きです。
　でも海外に住んでいると中々納得のいくカレーが作れない・・・。これはそんな私のカレー奮闘記です。

まず、キルギスで最初の問題は、カレールーがない！というか、スパイス売り場がこんな感じ！

豊富過ぎて分からない！！！どれだどれだと臭いを嗅ぎながらなんとか調合。しかしそれでも日本のカレーにならない・・・ならば日本じゃないカレーにすれば良いのではないか？？？？

ということで作ったのがドライカレー。まあまあ美味しい。６０点。ドライカレーは温泉卵を乗せるためにあるんじゃないだろうか。これはもう玉座。

あとこれはレギュレーション違反な気もしますが、タイカレー。輸入雑貨店で買ったタイカレー用ペーストを使ってるので、当然美味しい。７０点。でもこんなにココナッツミルク飲んで大丈夫か？ってくらい入れるので怖い。

とかやってたら、中華食材店で中国式バーモントカレー発見！（サムネイル参照）

中華食材店で見つけたので、折角なので中華風の材料で！ただ、甘い！！コクが少ない！５５点！！まだまだ改良が必要そうです。

コクがないなら足せばいいじゃない！！！と思って作ったのがセロリカレー。大量のセロリと玉ねぎをバターで炒めて、フードプロセッサーで砕いてカレーにしました。うん、コクは出た！味はあんまり・・・あ、冷めた方が美味しいかもしれない。不思議なカレー。お肉はじっくり煮込んだのでホロホロです。６０点。

前に作ったカレーはあまりにも具がみえなかったので、今回は逆にゴロゴロカレー。玉葱も人参も肉もスプーンでスッと切れる。なお、ほぼ丸一日台所に立つことになった。苦労の割にそこまででもない。５５点。

と、そうこうしているうちに、二年ぶりに実家に帰ることができました。そして出てきた実家のカレー・・・・・・ううう美味い！！！いつもは辛口だったけど、今は小さな甥っ子君（メチャクチャ可愛い）がいるので甘口カレー。肉メッチャ大きいのに口の中で自然とほどけていく。カレーに必要なのは辛さとかコクとかそうゆうことじゃなかったんや・・・。１００点。

そんなこんなでまたキルギスに戻り、改めて思うと・・・普通が一番美味いんじゃないのか？？？普通に、でも肉は大きくて、玉ねぎがほぼ溶けてて、人参が甘くて、ほんのりトマトの酸味がする・・・そんなカレー・・・・・

　　玉ねぎはいくら入れてもいい。入れれば入れるだけいいと思ってる。きっとその方が健康にもいい。じっくり弱火で炒めていく。しばらくしたら人参も入れて更に炒めていく。

肉はギリギリ口に入れられる大きさにブロックで切って、ニンニクと一緒にフライパンに乗せていき、焼き目を入れながら胡椒も振っていく。

玉ねぎと人参を炒めた鍋に、肉、皮を向いたトマト、ローリエ、水を加えて、後はじっくり待つ。
　６時間程煮込んだあたりで、カレールー投入。味見。なんか物足りないので、唐辛子パウダー、カカオ７０％チョコレート、少量の醤油を投入。

あ、美味しい。８０点。これこれ、やっぱりカレーはこの形がいい。でも実家にはまだ遠く及ばないですね。これからも私のカレー作りは続きます。
　皆さんのカレーの秘訣などあればコメントで教えて下さい。By 幸夫

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