カシューナッツアレルギーがある児に起こった、ユズ風呂でのアナフィラキシーの原因とは?|2023年8月14日
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ペクチンは、食品や化粧品に含まれる『増粘剤』のひとつ。
■ ペクチンは、植物の細胞壁や中葉に含まれる多糖類で、食物の増粘剤(粘度やとろみを付ける)として使用されます。
■ 1825年にフランスのJ.Bracconotによって発見されたそうです。
Braconnot, Henri. Keppler, Frank et al. Methane emissions from terrestrial plants under aerobic conditions. Nature 439, 187-190
■ 主にかんきつ類やりんごなどの果皮に含まれます。
■ 増粘剤であるペクチンは、特にカシューナッツやピスタチオに感作された患者において、隠れたアレルゲンの可能性が指摘されています。
■ たとえば、3歳男児がイチゴのフルーツスムージーを飲んだ後にアナフィラキシー反応を起こしたり、5歳女児がゼリービーンズを食べた後にアナフィラキシーを起こしたといっ症例報告があります。
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