デュピルマブは、アトピー性皮膚炎のある5歳未満の子どもの感染症を減らす?|2024年2月23日
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生後6ヶ月から使用できるようになったデュピルマブは、子どものアトピー性皮膚炎に有効かつ、感染リスク減少に効果があるかもしれない
■ アトピー性皮膚炎は、小児で発症することが多い病気です。
■ アトピー性皮膚炎があると、さまざまな皮膚の感染症を発症しやすくなり、黄色ブドウ球菌やヘルペスなどが原因になることが多いです。
■ 全身性(内服など)ステロイド薬は、長期間の継続した使用では特に、免疫を下げて感染症のリスクを高めます。
■ しかし、インターロイキン-4受容体αに作用するデュピルマブは、全身性のアトピー性皮膚炎に対する治療薬ではあるものの、感染症を増やさないことが期待されています。
■ 6歳から11歳の子どもにおいて、皮膚感染症のリスクを下げる効果があることが分かっていますし、成人の研究でも、感染症全体のリスクを増やさず、細菌による皮膚感染症やヘルペス以外の感染症のリスクを下げることが成人の研究でも確認されています。
Eichenfield LF, Bieber T, Beck LA, et al. Infections in dupilumab clinical trials in atopic dermatitis: a comprehensive pooled analysis. Am J Clin Dermatol. 2019;20(3):443–56.
■ 最近、生後6ヵ月以上の中等症以上のアトピー性皮膚炎の児に、デュピルマブが使用できるようになりました。
■ 生後6ヶ月から5歳の児に対してデュピルマブ治療中の感染症はどのように影響するでしょうか。
■ LIBERTY AD PRESCHOOL 試験からの事後解析のデータが報告されています。
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